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月着陸競争

2018年05月16日 | 時事
「月面基地」に110日間滞在の学生ら、模擬実験終え姿見せる 中国
中国が月面着陸の計画を進めているようです。

春休みに岐阜かかみがはら航空宇宙博物館へ行ってきて、月の石を見てきました。アポロ計画の頃は今から40年も前の話なので自分は詳しくは知りませんけど、人類はアポロ計画で6回月面に着陸し、合計約380kgの月の石を持ち帰ってきたそうです。しかしその後は何故月に行かなくなったかというと、結局は月の石も「地球で見られるのは珍しい」程度で鉱物的な価値があるわけでもなく、資源として利用できそうなものがほとんどなかったため、費用対効果を考えて行かなくなったようです。無重力の実験であれば38万kmもいく必要がないので、現在の宇宙開発は地上400kmほどの近場にある宇宙ステーションで研究を進めることがメインになっています。
確かに40年前より技術は進歩していますし、省エネ低コストで行けるのかも知れませんが、それでも大変な労力とお金がかかることは間違いありません。例えばエジプトのピラミッドも現代の技術でやれば古代より短期間にできるかもしれませんが、それをする意味があるのか、という問題なのですね。まあ名古屋城は木造で作れば観光客は来そうなので、建築物なら費用対効果はあるかもしれませんけど、「月面に行った」だけでは何もお金を生み出しません。40年前は月には誰も行ったことがなかったので、行けたらすごいことだったわけですが、おそらくそれも繰り返されると段々と報道も縮小されていったのでしょう。今も成果をはっきり示せない部門で予算を取るのは大変ですからね。2位じゃダメですか?とか言われるし(笑)

ただ、どの世にも人がやらなくなったことをやりたがる人はいるわけで、現在中国が月面着陸を目指して準備を進めているのだとか。新しい発見がある可能性は低そうですが、「今まで月に行ったのはアメリカとロシアだけ」に中国が加われば、それがそのまま世界3大国となりそうですからね。今後の世界に対する発言権を増やす目的と見れば、確かにチャレンジする価値はあるのかも知れません。

しかしそのうち「月は中国のものだ」といいそうで怖いですな(笑)
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