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国道6号解除

2014年09月16日 | 震災
福島の国道6号、通行規制解除 原発事故以来3年半ぶり
福島第一原発の脇を通る一番近い国道、6号線の規制が解除された模様です。

原発に一番近い所だと直線距離で3kmほどの所を横切るようで、当然回りはまだ20km圏内に渡って立ち入り禁止区域ですし、事故から3年半が経った今でも空間線量は高止まりしているようです。毎時5マイクロシーベルト以上というのは、日本一自然放射線が高い我等が岐阜県のおよそ50倍、韓国の40倍、世界平均の20倍に相当し、単純に毎5として24時間×365日で換算すると、何と年間43.8ミリの被爆に相当します。日本の一般人の基準である年間1ミリシーベルトを軽く凌駕し、放射線業務従事者でも年最大50(平均20)までしか認められていませんから、本当にギリギリの数値です。しかも、個別に国道6号付近の観測点を見ていくと、毎5なんて生易しい数値でなく、9とか33とか、最高で毎時56マイクロシーベルトまで存在しました。基準の10倍オーバーに跳ね上がります。もちろん、上記の試算はあくまでも「1年間屋外にいた場合」の理論値ですし、車に乗って高線量地帯を通り過ぎるだけなら1時間どころか5分も滞在することはありませんから、窓を閉めて颯爽と駆け抜ければ問題ないと判断されたのでしょう。歩行者や二輪車が認められていない理由は、生身でゆっくり通り過ぎるのはまだ危険だということですしね。ただし、もしその辺の区域に監視員が立つとしたら、その方はかなり心配です。側道等は全て封鎖されているらしいので、そういう方達の迷惑になるような行為だけは、くれぐれも謹んで欲しいものです。

東日本大震災から1年経ったときに東北慰問をした際、宮城から福島の南相馬市まで南下したのがこの国道6号線でした。ちなみにUターンした場所は「ドライブイン花園」と言う所で、ここから南に20mほどの所でバリケードが作られていました。本来であればそのまま茨城の海岸線にまで続いている道なので、かなり無理矢理感が漂うこの通行止め解除も、流通の面では非常に助かることでしょう。未踏の地、茨城への道が開けたか!?

・・・いやいや、わざわざ北から回り込まなくても普通に東京から行こうよ。
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