(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

村八分?

2017年11月08日 | 時事
<大分県弁護士会>「村八分やめなさい」人権侵害の是正勧告
江戸時代かよ・・・

つーかこれ、弁護士の言い分を鵜呑みにするのも微妙な案件ですね・・・よくTVで「法律ではこうなっているから違法です」と、あたかも決定事項のように断定する番組がありますが、例えば憲法に定められる個人の自由と公共の福祉(乱用禁止)という概念は相反するものであり、ケースバイケースでしっかり判断していかないと見解が分かれるということも多いです。殺人事件だって、死刑と無罪という両極端の主張が争われるわけですしね。弁護士というのは依頼人を最大限弁護することが仕事であり、決して法の番人ではないということを念頭に、状況を整理して考えないといけません。

まず男性側の言い分は、母親の介護のために村に戻った所「村民から仲間はずれにされた」というもののようです。本来、全国的にはこのような過疎地域は増えている一方でしょうから、若者がUターンし農業に勤しんでくれるのなら大歓迎されるべき案件のはずです。それにも関わらず村八分にされているということは、余程その村の住人が閉鎖的で排外的であるか、またはこの男性が余程傍若無人であるかのどちらかでしょう。市報も届かず、行事の案内も回ってこないのは明確ないじめだという主張は、確かにこの情報だけだとひどい村だなあと思うに十分な状況に見えます。というか、この「母親の介護」という部分は最もマスコミ受けする弱者視点なので、詳しい状況を気かずに飛びついてしまい、行政という権力に立ち向かう構図として仕立て上げられてしまった気もしますね。
しかし、色々な報道を見てみると、どうやらこの男性も大概な人物だったようで、そもそもの発端は農業をやるから補助金をよこせと役所に詰め寄ったことのようです。で、調べてみると土地の名義が男性の親戚になっていたらしく、補助金がそちらに振り込まれるようになっていたのだとか。まあその親戚から権利を戻してもらうのが一番の筋なのですけど、何やらそちらが決別してしまったらしく、その逆恨みが行政に向いて訴えると言い出したという顛末のようです。役所はこういう時には弱い立場になりますから、男性という個人に非があっても強く出られませんし、事情を正確に説明してもマスコミには全て言い訳と取られてしまうでしょう。元々個別に村の住民ともトラブルを起こしていたらしく、多数決での決定も本人は陰謀だと思っているようですが、相当に引っ掻き回す人物のようですな。

日本は「郷に入れば郷に従え」という文化なので、集団の中で一人だけ勝手な振る舞いをすることは極端に嫌われてしまいます。和を保ちつつWIN-WINの関係を築ければ最高なのですが、お互いに決別した状態ではこういう外部の調停が必要なのかもしれません。まあ見てきたわけでもないので真実は分かりませんが、市側もしっかり弁護士を立てて争ったほうが良いと思いますけどね・・・村の評判は下がるかもしれませんけど、知名度が上がってふるさと納税が増えるかもしれませんし(笑)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 白戸家CM | トップ | 水族館大量死 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

時事」カテゴリの最新記事