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延命選挙

2017年10月22日 | 時事
自民圧勝、与党310超…立憲民主が野党第1党
終わってみれば公示前とそこまで変化がない勢力図になりましたね。

自民党、特に安倍総理の解散判断は、まさに神がかり的でした。時期としても丁度よく、これで次は3年後の東京五輪が終わったタイミングになるので、何事もなければその成果を誇示しながら行うことができそうです。選挙日に台風を持ってきて浮動票を封じたり、選挙が終わるまで株価高値更新の新記録を作ったり、何故かコレまで毎週のように撃たれていた北朝鮮ミサイルを選挙期間中ピッタリと止めたりなど(笑)結果論ですがこの選挙日程を決断したタイミングは自民にとって最高だったと言えるでしょう。

希望の党は都議選で反自民票の受け皿になり大勝しましたが、今回はごく初期に「排除」という言葉を出してしまったことが失点につながった模様です。○○ファーストはもともと自分第一の排外主義ということなので、別に看板に偽りがあったわけではないのですが、変な風にマスコミにばら撒かれて空気が変わってしまいました。そもそも「排除」なんて文言は小池が言い出したのではなくマスコミが勝手に言い出したことですしね・・・直前にはリベラルの大量虐殺とか訳の分からないことを言っていて、あきれた様子であしらっていた部分はその後全面的にカットされてしまい、虐殺よりは間違いなくニュアンスの良い(笑)「排除」という言葉に受けて応えた部分だけ何度も切り取り報道されてしまったわけです。まあそれでもそれなりに議席は取れたので、今後は維新などと協力して独自法案の提出など、しっかり実績をつくって次の選挙を待ちたいですね。影に隠れた印象の大阪維新は残念でした(笑)

立憲民主党はどたばたの寄せ集めでできた割にはマスコミの応援を一手に受けて、野党第一党に上り詰めました。しかしこれ大躍進とか言っていますけど、元々はねじれ国会にできるような政権選択可能政党だったわけで、激減していたのが少し戻ったというのが正しい認識でしょう。無所属議員と少し合流したとしても60議席程度では戦後最低規模の野党第一党であることは変わらず、反対票を投じても焼け石に水ですし、また対案も出さずにボイコットするだけしか脳がないようでは次はないでしょう。東海地区では比例で獲得した議席に候補者数が足りず、放棄して次点の自民に議席譲渡があったようですし、決して大成功とは言えない結果ですな。まああとは民進党から出て無所属で当選した人たちの動向ですが、希望にしろ立憲にしろどこかに所属したほうが発言権が増すので、最終的な勢力図はもう少し待ったほうが良いのかもしれません。個人的には共産党が減ったので良かったと思います。

今回ははっきりと憲法を争点の柱にした選挙だったので、いよいよ来年には改憲議論が進んでいくでしょう。文言次第では自分も賛成するのかは分からないわけですし、改憲勢力内でも色んな意見があるでしょう。どうなっていくか注視したいと思います。