(株)カプロラクタム-blog

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リアルとフィクション

2014年01月20日 | 時事
愛菜ちゃんドラマ、初回で打ち切り要請 慈恵病院が日テレ批判
騒げば騒ぐほど思う壺のような気が・・・

自分は見ていませんが、確か「女王の教室」も抗議のおかげでCM提供が外されましたが、視聴率がうなぎのぼりになったはずですし、最終回後もSPを2回も放映するに至りました。まあ、あの作品の場合、明らかに現場ではありえないシチュエーションだったので、かえってフィクションだと納得できたものですが、今回はどうなのでしょうね。

主人公側の境遇を際立たせるための演出としては、「家なき子」なども相当ひどいことをしていたと思いますけど、ホームレス団体から苦情が来たと言う話は聞きませんし、「名前をなくした女神」でも、お受験を目指すママ友団体から中止要請が来たと言う話も聞きません。1年生にも大人気だった「マルモのおきて」も、親なしをからかう場面がありましたが、実際うちのクラスの片親の子も楽しく見ているようでした。医療物にしても刑事物にしても、リアルではやっちゃいけない、フィクションだからこそできる演出があるはずです。「子どもがまねをする」「ドラマの表現で傷つく子がいる」と思うなら、それこそリアルとフィクションとの違いを教えるチャンスだと思うのですがね。

現実にも、様々な境遇の子がいて、様々な人生を送っています。難しいテーマを扱う以上、しっかりフィクションとしての完成度を保ちつつ、堂々と放送してもらいたいものです。