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万能細胞

2012年10月10日 | 時事
山中氏にノーベル賞=iPS細胞開発―医学・生理学賞、日本人25年ぶり
当時からまさしくノーベル賞級の発見だったわけですが、実績なども加味されるノーベル医学・生理学賞にしては異例の早さの受賞となった模様です。

人間の臓器がトカゲの尻尾のように再生すれば・・・と、この研究は誰もが夢見る「再生医学」であり、多くの研究者がさまざまな方法で着手していたわけですが、山中教授が極めて汎用性の高い状態で再現できたことが受賞の大きな理由なのでしょうね。発見からわずか6年で、今やこの技術を応用しピクピク動く心筋の細胞や人工卵子まで作れるようになりましたし、このまま研究が進めば不老不死やクローン人間といったSFの世界を実現させることも不可能ではないわけです。ソコまで来ると倫理的な問題もあるかもしれませんが、例えば永久歯を再生して虫歯を治したり、眼球を再生して視力を回復させたり、全く同じ条件で培養した細胞を使って新薬の実験をしたりなど、倫理に抵触しない範囲でも十分な付加価値を生むことでしょう。もう少し待てばこの神経を抜きまくった歯も衰えた視力も山中さんが何とかしてくれるかもしれませんね。

それにしても、同時受賞した50年前に実現可能性を実験で示したという研究者もまた凄まじいですな。戦後10数年という段階でもうそんなことを研究しようしていたとは・・・まさかその人、未来から送り込まれたドr・・・げふごふ