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報道倫理

2010年01月16日 | 時事
取材対象者の車に無断で発信器…TBS謝罪
報道陣は、真実の報道のためと言うより、個人的興味で動くのですね。

14日の放送と言うのを、多分テレビで見ていたと思います。それだけではよく分かりませんでしたが、この「ブラックマネー事件」って、報道陣が犯人に接触し、犯行の手口をその場で暴いたため逃げられてしまった事件ですよね。このことで「なぜ警察に知らせなかったのか」ということが問題になっていたはずですが、どうやらこの時点で、既に事前に犯人の名前を確認したり発信機を使って追跡できるようにしたりしていたことが分かった、と言うことのようです。
そこまでしていて、なぜまんまと逃げられてしまったのでしょうか?追跡しようと思えばできたけど、警察に「実は名前も知っているし、発信機もついているから追えますよ」とは言えなかったのかな?それとも番組上、逃げられた方が“オイシイ”とでも判断されたのでしょうか。そもそも、今回の謝罪報道自体も「ブラックノート事件」と、敢えて前回とは違う呼称を使っている所も気になります。

オレオレ詐欺も、元々は地方で起きた小さな事件のはずだったのに、「仰天ニュース」で手口を全国に紹介してしまったため、今や深刻な社会問題となってしまいました。報道は、最終的に視聴者がどう判断するかに尽きるわけですが、報道をいつも多面的・客観的に受け取れる人なんてそうはいませんから、やはり報道する側に気をつけてもらいたいですね。