(株)カプロラクタム-blog

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誰がために

2008年03月08日 | 心境
今週、新ネットワークに関するガイドラインの作成とプリンタの設定を行いました。

これで、ほぼ情報担当としての仕事は終わりです。後は学年末にデータを整理統合させ、バックアップを取るだけ。その説明のプリントも今週作り終えました。世は成績地獄の真っ只中でしたが、自分は何とか月曜日に終えていたため、半分以上は情報の仕事をしていたことになりますね。年間を通すと、実にA4で70枚ほどのプリントを作ったことになります。論文の7倍です(笑)

しかし、この時期に限らずですが、プリントを読まない人からの安易な質問が、自分の帰宅時間をどんどんと遅らせていくのに、次第に我慢がならなくなってきました。1人と関わるのはほんの数分の事でも、100人の先生が100個の質問をすれば、膨大な時間のロスになります。そうならないためにわざわざ自分の時間を割いて説明プリントを作成して配っているわけなのですが、プリントを作ってさらに1人1人にも説明している現状は、何とかならないものかと思います。
タチが悪いのが、そういった質問が“緊急”扱いになることです。自分の仕事が手一杯でも、聞かれたらそれなりに受け答えをしなければいけません。「プリント読んでください」「○○をしてください」と言っても、自分で解決できない人は何度でも聞いてきます。その結果が、聞いた人はさっさと帰り、こっちは11時まで仕事を続けているという理不尽さ。いくら自分の仕事を最優先時効から順に並べて、時間と戦いながら効率的にこなしていっても、埒があきません。

この学校に来て学んだのは、「世話」と「支援」は違うと言うことです。例えば着替えで言うと、時間に間に合うよう、教師が脱がせたり着せたりするのは「世話」です。確かに早いですが、次には繋がりません。それどころか、子どもは「自分でやらなくてもやってもらえる」と思い、次からは棒立ちになります。「支援」とは、袖を片方脱がすだけで後は自分で脱いだり、裏表だけ一緒に確認してからズボンを履くよう促したりするなど、できる事を見極めて、できない部分だけ手助けしていくことです。時にはできるまで、何10分も待ったりします。
情報についても、同じことが言えるのではと思います。直接教えるのが「世話」で、プリントを作るのが「支援」と言えるでしょう。子どもには、極力「世話」をしないようにしているのに、教師を「世話」していて良いはずがありません。この学校にいられるのもあと20日程度ですから、今後は少しピリ辛で支援していきたいと思います。

まあ、これだけやっても何の報酬もないわけですが。
コメント
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