(株)カプロラクタム-blog

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少人数

2005年10月06日 | 時事
先生の理想は21―25人学級、「目が行き届きます」
現在、生徒数1桁で担任2人ですが、中々目が行き届きません。

初任の時は41人学級だったため、大変苦労しました。何がって、目が届く届かない以前に、添削、通知票などの処理が20人やってもまだ半分以下ですからね。先生からすれば、人数が少ないに越した事はないのです。
しかし、子どもからすれば多い方が良い様子で、上の学年は次年度から学級数が一つ増えましたが、1年前とは打って変わって大人しくなってしまったようです。たくさんいたほうが賑やかでいいという考えらしいです。そりゃ、少なければ当たる回数も増えるし、第一友達の人数が少なくなるということですから、子どもにとっては多い方が良いのかもしれませんね。

算数の時間などで学級を分割し、少人数授業をやっている所は多いと思いますが、単に人数を減らしてやれば成績が上がるかといえば、そう言うわけではないという結果が以前に文科省から出されました。確かにこの理屈では過疎地などの学校は優秀だ、となってしまいますからね。習熟度別などに分けても同じ結果でした。分けるなら分けるで、少人数の良さを生かした授業にしていかなければ、加配教員の給料の無駄遣いとなってしまうわけです。人数が少なくなったと喜んでいるだけではいけないのです。

今の学校でも、数学は習熟度別で授業をしようと試み、自分は2人の生徒を対象に授業をしていますが、一人に教えている間はもう一人が完全に空いてしまい、もぐらたたきのような状態です。個別対応が必要だということで養護学校に来ているのに、一緒に教えるという時点ですでに間違っているのかもしれません。

まともな数学ができるのは果たして何年後か・・・