鴨着く島

大隅の風土と歴史を紹介していきます

サツマイモの花

2020-09-10 09:32:03 | おおすみの風景
被害らしい被害の出なかった台風10号だったが、それでも鹿屋市の一部地域では1日半くらい停電だったらしい。

そういえばよく行くコンビニ(田舎とはいえ我が家の2キロ圏内に一軒、4キロ圏内だと四軒に増える)に立ち寄ったら、アイスクリームやシャーベットなどが入っている冷凍ケースが空っぽだった。その他の商品でも品薄が目についた。

我が家でも被害は皆無というわけではなく、昨日は庭の南に生えているマテバシイで、二本とも枝をぽきりと折られていたのを処分するのに汗をかいた。一昨日までは台風の余波でやや風が強く、折れた枝を引きずり出すことができなかったのである。

高さが5メートル近くあるほうのマテバシイは、樹高1メートル余りから三本に分かれているのだが、そのうちの一本が分岐部分から完全に折れていた。

枝というより幹と言った方がいいだろうが、折れた部分の太さは20センチ近くあり、その部分をノコギリで切る前に枝葉を先に切り込んでいき最後に丸裸になったやつを引きずるのだが、結構力が要った。(※それやこれやで汗をかいた後はお決まりの銭湯行きとなった。)

今朝、例によってウメと散歩に出て帰る途中、収穫もだいぶ進んでまばらになって来たサツマイモ畑の脇を歩いていると、何やら奥ゆかしい色の花が目に入った。サツマイモの花だった。やや秋めいてきたこの時期になると、よくサツマイモ畑に花の咲いたのを見かけるが、一本のツルにこんなに四輪も咲かせているのは珍しい。ごく薄い紫の花びらで、その中心部は濃い紫色である。朝顔と同じヒルガオの仲間という。

上空を見ると確かに秋の気配のすじ雲が浮かんでいる。ウメもそう暑くはないのか、今朝は吐く息が荒くない。

台風が来る前には聞こえていたツクツクボウシの鳴き声も全くなくなった。夏ももう終わりに近い。210日を過ぎて、間もなく220日になる。