鴨着く島

大隅の風土と歴史を紹介していきます

初冠雪

2020-02-18 10:50:33 | おおすみの風景
夕べ遅くなってから強い風がうなりを上げていた。

朝起きてみると、案の定、周辺の山に雪が積もっていた。初冠雪だ。我が家の南に連なる大姶良の山々が上から半分位が白くなっていた。標高450メートル前後の稜線が連なる横尾山系。

愛犬ウメの散歩がてら北の高隅山連山を見てみたが、こっちはまだ雪雲を被ったままで、山麓が白くなっているのは分かったが山頂あたりは全くの雲の中であった。

9時に会員であるシルバー人材センターの研修会に参加した後、帰り際にプラッセダイワというスーパーの3階屋上(駐車場を兼ねている)に上がってみたら、ようやく高隈連山の主峰・御岳山(1182メートル)(連山の最高峰は大箆柄岳で1237メートルある)が何とか望まれた。まだ10時過ぎだというのにもう雪の白さは谷筋に残るばかりになっている。日の出から3時間で樹々に積もった雪はすっかり溶けて落ちたのだろう。気温があと3度も下がっていたら相当な降雪になり真っ白になったと思うが。

まあそれでもようやく山が白くなるという「真冬らしい風景」が見られたのだから良しとしなければなるまい。

今朝のニュースで桜島も初冠雪したとあった。何と平年に比べて50日も遅いそうである。たいてい桜島に雪が降るのはいわゆる「クリスマス寒波」の頃で、その後は1月から2月にかけて5~6回は冠雪を見るものだが、今年は例外中の例外(想定外)だ。

もっとも昨夜のニュースでは福岡県の初雪が111年ぶりに遅い記録を更新した――とあったからどこもかしこも暖冬を通り越して「真冬がない」ことになったのだろう。

コートや厚手の衣類など軒並み売れ行き不振だというが、よかったのはインフルエンザの猛威がなかったことと暖房費が節約できたくらいか。

新型コロナウィルス感染の行く先の不安は拭いきれず、一応は「武漢封鎖」という中国当局の手荒な(独裁的な)措置が功を奏してはいるようだ。しかしまだ寒さは続くから終息は当分先だろう。