この作品は「ステンドグラス・オリジナルス」工房のデブラ・デービスによる小さなマーブルスコープです。全体の高さが8.5cmほどの小型万華鏡はその1/3をマーブルの大きさが占めています。マーブルというのは主に吹きガラスの作家が作る大型のビー玉のような球体で、そのものがアート作品として作家もたくさんいるし、コレクターもいる世界でもあるのです。この写真のマーブルもアメリカのガラス作家によるもので、その映像は表情豊かで多彩です。デブラさんはこの作家のマーブルを活かしたマーブルスコープをずっと作っています。
カレイドスコープルネッサンスの初期の頃から、マーブルを万華鏡のオブジェクトとして使った作家さんは結構いたようですが、マーブルをミラーシステムの先端に置くと光を取り込み難いこと、マーブルの模様により映像が単調になりがちであることから、オイルチェンバーのようにもてはやされることはありませんでした。しかし、万華鏡に向いたマーブルを使い、奥行きのある球体の面白さを活かすと、その映像は、全方位に回転する球面のあらゆる場所から、多様で美しいシンメトリー模様を生み出すのです。先端のマーブルを交換して楽しめるのも魅力のひとつ。機会があったら是非手に取って楽しんでみてください。
カレイドスコープルネッサンスの初期の頃から、マーブルを万華鏡のオブジェクトとして使った作家さんは結構いたようですが、マーブルをミラーシステムの先端に置くと光を取り込み難いこと、マーブルの模様により映像が単調になりがちであることから、オイルチェンバーのようにもてはやされることはありませんでした。しかし、万華鏡に向いたマーブルを使い、奥行きのある球体の面白さを活かすと、その映像は、全方位に回転する球面のあらゆる場所から、多様で美しいシンメトリー模様を生み出すのです。先端のマーブルを交換して楽しめるのも魅力のひとつ。機会があったら是非手に取って楽しんでみてください。