万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

ドイツから届いた万華鏡

2006-08-09 19:21:18 | 万華鏡ブログ
IKA展招待部門に海外から参加なさった作家のうち、日本ではまだあまり見る機会がないと思われるドイツのモニカ&ユーリック・カール夫妻の万華鏡「Jules」をご紹介します。昨年からザ・ブリュースター・カレイドスコープソサエティーに加わり、コンベンションで初参加者のピープルズ・チョイス・アウォードを受賞なさったことは、前回テントのような万華鏡「TIPI」をご紹介した時に書きました。 その「TIPI」も今回、展示されていましたので、今後日本でも見ることができると思います。
(5月24日http://blog.goo.ne.jp/kaleidoscopesjapan/d/20060524
30日http://blog.goo.ne.jp/kaleidoscopesjapan/d/20060530のブログ)
この写真の万華鏡の特徴は、大きな2枚のホイールです。それぞれ本体の左右に軸で止められて、上部の取っ手を回すと、ギアとゴムペルトでその回転が伝わり、連動して2枚が回るようになっています。1枚はいろいろなガラスオブジェクトがびっしりと張り付いている透明なホイール(手前に見えるもの)でとてもきれいです。もう一枚は(よく見えませんが)透明なアクリルに鮮やかに色を塗ったものです。その2枚の重なる部分を、2ミラーシステムを通して見ると、よく光を通し、大きな6ポイントの鮮やかな映像が見えます。違うタイプのホイールをずらして使うことによって、予期せぬ面白さが生まれます。本体の金属の彩色も落ち着いた色合いで、ホイールの鮮やかさを際立たせています。ドイツで長い間万華鏡を作ってきた実力派の作家さんご夫妻ですが、常に新しいアイディアを形にすることを苦労しながらも楽しんでいるそうです。
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