万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

角敏郎さんの万華鏡

2006-08-17 21:53:36 | 万華鏡ブログ
この作品はIKA展招待部門に出品された、日本を代表する万華鏡作家の一人、角敏郎さんの「Mother A-2」です。アルミや真鍮などの金属のボディー、歯車やモーターを使った機械仕掛けのおもちゃや時計のような万華鏡が、角さんの万華鏡の特徴です。精巧な造りですが、どこかユーモアや遊び心を感じる暖かさのある作品が多いと思います。アメリカでも金属を素材とした作品を創る作家さんもいますが、角さんのようなデザインは見られず、その個性が光っていると思います。いろいろな工夫を凝らした作品は、きっと角さんご自身が一番楽しまれて創られているのでしょう。この作品は2つの筒から違ったタイプの映像が見られるようになっています。下部のねじを回して、オブジェクトセルを回転させて変化する映像を楽しみます。母性を感じさせるボディーの内部映像はどんなものだろうと好奇心を掻き立てられますね。
また、角さんは誰もが楽しめる万華鏡キットの考案にも熱心で、手作り万華鏡教室で講師を務め、万華鏡の普及に努めていらっしゃいます。
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