万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

おとなも楽しむ万華鏡

2006-08-02 20:10:29 | 万華鏡ブログ

横浜そごうで開かれている「おとなも楽しむ万華鏡」展(8月1日から7日まで)に行ってまいりました。日本の作家さんのみが出展している展示会です。素材も形もいろいろあって、本当に「大人が楽しめる」作品展でした。個性豊かな日本の作家さんたちの最新作が並び、ひとつひとつ手にとって見られる嬉しい作品展でもあります。そしてお店番をしているのが作家さんなので、制作上のエピソードなどお話を伺うチャンスもあります。今日ご紹介するのは 中村明功・あや子ご夫妻の「DreamingJewels 2」シリーズの作品です。本体の筒は木製で、あや子さんのレトロ調な手描きのデザインが目を惹きます。細部まで丁寧に描かれた図案は、ひとつひとつ違っていて、独特の雰囲気ですね。先端部のオイル入りの球体の中にバーナーワークによるガラス片がゆったりと動き、外から見てもその美しさを楽しめます。ミラーを組み、万華鏡に仕上げるのは明功さん。オーソドックスな正三角形に組まれたミラーシステムを通して、視野いっぱいにオブジェクトの重なりが広がります。手に持って覗いたとき、とても懐かしさを感じる作品です。奥に見える四角い箱はオルゴール万華鏡です。右手にあるねじをまわすとオルゴールが動き、オブジェクトセルが回転します。閉じた万華鏡なので、左側のスイッチを入れると明かりがつく仕組みです。小さなアイホールから、やはりバーナーワークによる色合いの美しいガラスオブジェクトが、音楽の調べにのってきれいな色のハーモニーを見せてくれる作品です。中村さんは万華鏡を好きな人なら知らない人はいない、万華鏡の総合情報サイト「1分間の悦楽 万華鏡の世界」の管理人さんです。 http://kaleido-japan.com/

 

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