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第一章:親父への旅 親父の元へ、再び。 ②
(2010年09月30日 | 日記)
7月21日午前9時10分。わずかに遅... -
第一章:親父への旅 親父の元へ、再び。 ③
(2010年10月02日 | 日記)
廊下から食器がぶつかる音が聞こえてく... -
第一章:親父への旅 親父の元へ、再び。 ④
(2010年10月03日 | 日記)
駅に着く。同じホテルに電話。覚えてく... -
第一章:親父への旅 親父の元へ、再び。 ⑤
(2010年10月04日 | 日記)
ここにいる老人たちのほとんどが、遠く... -
第一章:親父への旅 手術本番へ ①
(2010年10月05日 | 日記)
病室に戻ると、生活の匂いとざわめきが... -
第一章:親父への旅 手術本番へ ②
(2010年10月06日 | 日記)
一階の売店は、のどかだった。目的のバ... -
第一章:親父への旅 手術本番へ ③
(2010年10月07日 | 日記)
麻酔室の前でしばし佇み、手術の2時間... -
第一章:親父への旅 手術本番へ ④
(2010年10月08日 | 日記)
手術室前のベンチに、文庫本が2冊ぽつ... -
第一章:親父への旅 雨の術後 ①
(2010年10月09日 | 日記)
ベンチに戻り腰を下ろすと、恥ずかしさは自分に対する怒りへと変わっていった。ベンチ... -
第一章:親父への旅 雨の術後 ②
(2010年10月10日 | 日記)
午後5時半過ぎ。「う~~ん」と軽く唸り、親父覚醒。いつもの朝を迎えたような横顔だ... -
第一章:親父への旅 雨の術後 ③
(2010年10月11日 | 日記)
病院に到着。足音を潜めながら、階段を急ぐ。階段と廊下には、夕食の喧騒の余韻がまだ... -
第一章:親父への旅 雨の術後 ④
(2010年10月12日 | 日記)
しばらく暗い窓外を眺める。激しく落ちてくる雨が巻き起こす風が心地よい。病室の中に... -
第一章:親父への旅 雨のち晴れ ①
(2010年10月13日 | 日記)
「おう。起きてるか~~」。わずかにまどろんだ僕を、親父のふんわりとした声が呼ぶ。... -
第一章:親父への旅 雨のち晴れ ②
(2010年10月14日 | 日記)
休憩室は、珍しく老夫婦一組のみ。2度目だが、前回と同じように、奥さんが二つに千切... -
第一章:親父への旅 雨のち晴れ ③
(2010年10月15日 | 日記)
「どう?ええかね?入っても」。ドアが薄く開く。親父の義姉のお見舞いだ。親父が再々... -
第一章:親父への旅 東京へ。そして……。 ①
(2010年10月17日 | 日記)
そして……。僕は、東京の生活へと戻った……。 ... -
第一章:親父への旅 10か月後の再発。 ①
(2010年10月18日 | 日記)
平成13年春、身辺のざわつきは増していた。失われた10年も終わり、ミレニアムを契... -
第一章:親父への旅 10か月後の再発。 ②
(2010年10月19日 | 日記)
いつもジャズが流れている和食屋に戻る。 「親父さん?大丈夫なの?」という友人の... -
第一章:親父への旅 10か月後の再発。 ③
(2010年10月20日 | 日記)
5月、連休が明けた7日。僕は午後の便で帰省した。 ぼくは機中でずっと、親父がこ... -
第一章:親父への旅 癌との共生へ。 ①
(2010年10月21日 | 日記)
その夜、従兄弟と会食。僕は率直に尋ねた。親父の容体は?治療法は?制癌剤治療以外の...