若者に政治がわからない？

ま、私たちの世代でさえ興味のない人が多いのだから、(最近は世情が不安定で一気に興味は高まってきたと思いますが)そんな世代に育てられた若者たちが、政治に興味を持たないのは当然かもしれません。

でも・・・・。イマドキの大学生が、政権交代と鳩山首相のことが分からない、知らない、ってどうよ！？あれだけマスコミで騒いだし、実際身近で衆院選の騒動も見聞きしたのではないか？

よく考えてみれば、うちの大学生の娘たち、家を出て一人暮らしをしているが、新聞は取ってない、テレビもつけてない、情報源はパソコンだけ。

便利なようでも、独りよがりに勝手に自分の気に入った情報しか取り出さない生活をしているのでは、政権交代の意味も、その騒動も知らないままでいても不思議はないかもしれません。

日本憲法の三大原則だって、「何、それ？」の世界らしい。基本的人権の保障も、教育平等も、戦争放棄もすべてこの法のもとに守られていることを知らず（意識せず？）、それがあるのは当たり前と思っている・・・・のは、何も今の学生たちだけじゃなく、私たちだってそうなのかもしれない。

年金、医療、雇用の問題がここまひどくなって、今、私たちは初めてあたふたしてる。

何がいけなかったんだろう。
「誰が」悪かったんだろう？

犯人探しをするのはおろかだと思いつつ、でも、きっと責任をとるべき人はいるんだろうと、思う。その人を探し出して晒し首にするのでなく、その無責任な仕事を見過ごしてきたのはなぜだったのか、私たち一般国民はどう向き合ったらいいのかを考えたいと思う。

安定した生活は、当たり前じゃなかったんだ。
自分たちで守らなくちゃならないんだ、
そのための政治参加の原点である投票行動に責任を持たなくちゃならない、て言うことを、私たちは若いひとたちに伝えなくちゃならないし、自分もそうあらねばならないと思っています。


参考：井原勝介「草と風のブログ」より
http://ihara-k.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-4dbd.html