こんにちは  お元気ですか(上郡町 そとかわピアノ教室)

上郡町の、小さなピアノ教室です。
ピアノを通して元気になれる教室を目指しています!

あなたは、できる!

2010年07月05日 | 教育のこと
アメリカのある企業で、よいアイデアを出す社員とそうでない社員の違いについて調べたところ、その違いは小さい頃からの成績がよかったからとか、本をたくさん読んだからとか、そういうことではなく、

違いはたったひとつ

「自分はいいアイデアが出せる」

という思いを持っているかどうかだけだった、という調査結果が出た

のだそうです。






にわかに信じがたいですが


でも、

そもそも自分にできるはずだと思うからこそ難問にむかっていこうとする一歩が踏み出せるのであって、

最初からできないものと決め付けては、一歩どころか、後ずさりしかないでしょう。

「根拠のない自信」

と、人から笑われることもあるあやういものですが、

幼い頃から、

「だいじょうぶ。あなたなら、きっとできる」
と、言われ続けてきた人と、そうでないひとと、
成功へむかうベクトルがまったく違ってくることもまた、納得します。

「ムリ」
「しんどい」
「どうせできっこないから」

そう言う人の背景に、どれだけたくさんの否定的な言葉かけがあったのだろうと思うと、ものすごく、もったいない気がします。





<夕べの献立>
酢豚
もろきゅう

心意気と、体力と

2010年06月07日 | 教育のこと
昨日(6日)は吹奏楽祭で岡山市民会館での出演でした。

いつもはあまり外出に積極的でないおばあちゃんが、孫の晴れ姿は見たいのか、

「連れてってくれ」

と、リクエスト。

連れ立っていってきました。

明るい舞台で手をたたいたり、立ち上がって楽器を演奏する姿を見て、二人して満足して帰ったのです、が。

当の本人は、なかなか帰ってきません。
やっと届いたカエルメールには、午前着の電車の時刻が。友だちと打ち上げをしていたそうで。みんなの中で一人だけ自宅通学している彼は、友だちづきあいもなかなか大変です。

さて、次の朝(要するに、今朝のことであります)。
目覚ましを何回か鳴らしてやっと起き上がり、着替えて、よくよく時間を見てみたら、始発の電車があと2分で出発する時間!!!!

さあ、それから大変。
あわてて息子を起こし、となりまちの始発電車に間に合うように車を飛ばし、今朝は弁当を持たす余裕もありませんでした。

ああ・・・・。
ヤル気はあるが、カラダがついていかん・・・・。
さあ、このサイクル、どう乗り越える?






<夕べの献立>
イカ焼き
味噌汁
ほうれんそうのおひたし
常備菜各種

トライやるウィーク

2010年06月03日 | 教育のこと
我が家のガスレンジが古くなって買い換えることになりました。(厳密には、見かねたおばあちゃんが買ってくださったのですが・・・。ありがとうございます)

取替えの日が来て、チャイムの音に玄関を開けると、あらまあ。かわいらしい坊ちゃんが付いてきてるじゃありませんか。

「トライやるウィークでね。一緒についてきてもらいました。」

プロの仕事にあまり手出しすることはなく、なんとなく手持ち無沙汰のようでしたが、それでも荷物を運んだり、仕事を覗き込んだりしていました。

今年息子が中学校を卒業したばかりで、つい懐かしく、担任の先生や、クラブなどの話を聞くうちに、あらまあ。

知人の息子さんと判明。

ガスセンターの方との話も弾んで、学校生活だけではなかなか耳に入ってこない地域の話などを聞いて、新鮮だったのではないかな?

その後、買い物に行き、陳列棚を覗き込んでいると、脇を一陣の風が吹き抜けていきました。トライやるの中学生です。お客さんの少ない時間帯で、商品を運ぶのに、はりきって走り回っていました。

エプロンをかけて、なんて初々しい。

事業所のみなさんは、子ども達をあずかって色々と気苦労もおありでしょうが、学校の外の空気に触れた子ども達は、地域の大人たちの暖かさを感じることで、世の中や社会というものを勉強させてもらっていると思います。

お世話になった親のひとりとして、感謝申し上げます。




<夕べの献立>
いかとキャベツの炒め物
小松菜のさっと煮
味噌汁

子育てに必要なものは

2010年05月27日 | 教育のこと
なんだか、寒い・・・・。もう5月も下旬だと言うのに天気予報で「寒気団が・・・」などと説明しています。みなさま、風邪などひかれませんように・・・・。


先日、全国学力調査で福井県が高い成績を収めた理由はどこにあるのか、理由を探る記事を読みました。

3世代同居率が非常に高く、親の変わりに祖父、祖母世代が大きく子どもの成長にかかわっていることがあげられていました。

おじいちゃんおばあちゃんと一緒にいることで規則正しい生活が保たれ、落ち着いた環境のなかで勉強ができるからだそうです。

小さな子どもが安定した環境の中で何も心配せずに生活することで、初めて学校や社会の荒波を乗り越えることができるというのは、よく聞く話です。

夕べは、NHKで同居ではないが、親の家の近くに住む「近居」という形態も多く見られる、と紹介しているのを見ました。

若い親がいまだにその親世代を頼っているものですが、この厳しい時代にそれでも子どもを生んで育てたいと思う夫婦のために、

「やっぱり、助け合わなくちゃね」

と、言ったおじいちゃんの優しい笑顔にほっとする思いでした。



・・・ああ、そうか、
私は、このおじいさん世代のお仲間だ。

子育てが終わってほっとしているところですが、それはじょじょに何かのつながりが途切れ始めることも意味します。

何かにかかわることができるというのは、幸せなことなんだ、と思います。









<夕べの献立>
とりもも肉のしょうゆ焼き
ポテトサラダ
カリフラワーのチーズ焼き
味噌汁

ゲゲゲの女房

2010年04月21日 | 教育のこと
新しく始まった、朝の連続テレビ小説。

ちょうど今は主人公であるフミエさんがお見合いをして結婚をしたところです。
結婚相手の若き水木茂氏は、お見合いには関心がなく、出されるご馳走に夢中で肝心の相手をよく見ていません。

母親にこの話を進めていいかと聞かれると、
「いいんじゃないか。おっとりして朗らかそうな子だ」
と、人事のよう。

フミエさんの家では性急な式の日取りに戸惑いつつ、父親の
「あの男は、ええ。見事な食べっぷりがええ。
 食べることは、生きることだ。
 20年、30年連れ添うならああいう男がええ」
の言葉に結婚が決まります。

フミエさんももひと目見て何か感じるところがあったようですが、私なんかはやっぱり引っかかるのは戦争でなくした片腕。

もし、初めて会う、お見合いの人が障害者だったら、

または、子どもが結婚したいという相手が障害者だったら・・・・


私は障害があることと、その人の生きる姿勢とを分けてきちんと見ることができるだろうか。

結果的に、水木さんは超売れっ子漫画家になるわけだけれども、それを見抜いたフミエさんのお父さんは立派だし、結婚してからずっと陰で支えるフミエさんもすばらしい。

結婚相手は親が決めていた時代の理想的な形、と言えばそうかもしれません。

けれど、もしかしたらそういう偏見を持たず、ただ、食べっぷりにほれ込み、こいつはすごいヤツだと認めた、ただそれだけのことで水木さんは今までと同じように自分の信じる道を行くことを保障されることで、大きな可能性を広げることができたのかもしれません。

片腕が無いからできることが限られている・・・・

最初からそのような目で見られていたら今の水木さんはなかったかもしれませんね。

このようなヒントが、子育てが終わった頃にやってくるなんて。

世の中は、うまくいかないものです。



<昨日の献立>
根菜のお汁
肉豆腐
たけのこご飯


しつけは三つ

2010年03月16日 | 教育のこと
躾の3ヶ条

1.朝必ず親にあいさつをする子にすること
2.親に呼ばれたら必ず「ハイ」とはっきり返事のできる子にすること
3.履物を脱いだら必ずそろえ、席を立ったら必ず椅子を入れる子にすること

・・・・今なら、わかる、その大切さ。

これが根本で、大きくなるにつれてその枝葉になっていくということが。
でも、大きくならなければ、その枝葉が見えてこない。
時、すでに遅し。



いやいや、今からでも手本を示そう。
今度は、孫のために・・・!?




<昨日の献立>
雑炊
ほうれん草おひたし
かぼちゃの煮つけ
イカナゴ新子の釜揚げ
イカナゴ釘煮(いただきもの)
ふろふき大根肉そぼろがけ
味噌汁

悪魔のささやきよりも・・・ 

2010年01月10日 | 教育のこと
「そんなことじゃ、ダメだな」
「あなたは、どうせ勉強苦手だから」
「この子は言うこと聞かないんだから」
「どうせやったってうまくできやしないんだから」

普段、何気なく大人が子どもの前で口にしていないでしょうか。

この言葉を聞いたとき、子どもは自分のことをその通りだと思い込み、そういう人間になっていくそうです。

だから、決して子どもを否定するような言葉を言わないで・・・

と、どこか外国の教育学者が行っていたのを思い出します。

親同士で話をするとき、謙遜するのか、自分の子どもを人の前で否定するようなことをつい言ってしまいがちですが、

でも、自分がもし子どもの立場だったら、どう思うかな・・・・。

お母さんは私のことを認めてくれる、と、思えるような言葉が聞けたら嬉しいでしょうし、今は満点でなくても、それに近づく努力をするでしょう。

ちょっとした言葉かけで、柔らかな子どものこころはどんな方向へも向けることができる、ということをもっと意識したいものですね。

プロのジャズバンドとワークショップ

2009年10月26日 | 教育のこと
生徒たちの前で演奏しているのは、ニューヨークなどで活動しているプロのミュージシャン。

日本でのツァーで立ち寄った近隣のコンサートの翌日、わが町の中学校吹奏楽部をたずねてくださいました。

部員をいくつかグループに分けてリズムをたたいて相手の呼吸を感じることを教えたり、部員全員に質問させて、どんな質問にも丁寧に答えたり、最後に簡単なメロディーのセッションをしたりと、見ていてもなかなか楽しかったです。

演奏も聞かせてもらって、それぞれの楽器が主張したりひとつになったりするのを生徒たちはどんな思いで聞いていたことでしょう。

遠い、遠いニューヨークで活動している人だけれど、話を聞いている限り、普通の人だし、でも演奏はすごいし、話の中身も全部理解するというわけにはいかなかったかもしれないけど、なるほどなあと思うようなこともたくさん聞かせていただいたし、今日、この出会いがこの子達の将来にどんなふうに関わってくるのだろうと思うと、とてもありがたいことに思えました。

このような機会をいただいたことに、感謝しなくちゃね、中学生諸君。

教育の意味

2009年10月10日 | 教育のこと
大阪府内で平均所得が最低といわれる門真市で、新しい試みが行われているのを知りました。

親たちの収入が少ない中で、子ども達の教育にまでその影響が出ています。危機感を抱いてNPOを立ち上げたのは、退職した先生方でした。

毎週土曜日に無償の学習会を開き、一クラス30人に対し、数人の先生方が一人ひとりの子ども達に、わからないところをわかるまで丁寧に教える、という教師なら当たり前に持っているそういう理想を実現しようという試みでした。

小学4年生になっても指を使わなければ計算できず、くり上がりやくり下がりが苦手だった男の子に、あの手この手で教え方を工夫し、克服していく様子、

母親の病気が心配で学校が休みがちになり、夢を語れなくなった少女が物語の音読を通して母親に手紙を書き、母親を元気付けていくうちに自分の夢をまた語れるようになっていくさま

・・・・・教育とは、変わること

いい点をとるということではなく、小さな課題を克服した時に感じる自分への自信や、課題に直面したときにどう立ち向かうかをわかっていくこと・・・・・。

この取り組みを紹介したキャスターが、最後に
「今はまだ試行錯誤の取り組みですが、教育の原点をしっかりととらえた活動である」

と、しめくくっていました。
前回の子ども歌舞伎同様、感じたのは、

変わっていく子ども達を見ることで、大人もまた変われるのではないか、
人を教えるといいながら、実は自分が教えられているのではないか・・・・・、

ということでした。

しかも、その渦中にいるときは一生懸命になって、返って大きくものごとをとらえることができなくて、

このような客観的なケースを見せてもらって、あらためて気付きをもらうのです。

大人こそ、勉強が大事ですね・・・・・。

このところ立て続けにいい番組を見ることができました。この出会いに、感謝、です。


ほんものにふれる

2009年10月09日 | 教育のこと
松尾塾子ども歌舞伎がテレビで紹介されていました。

プロの舞踊家達が無償で子ども達に歌舞伎を教える様子や、国立劇場で上演するために年間100日の厳しい稽古に励む子ども達の姿や、塾長や親たちの子ども達に対する思いなど大変興味深く見させてもらいました。

どの子もお稽古以外のときは普通の子どもたちなのに、稽古に入ると雰囲気ががらっと変わり、真剣そのもの。

最初はどこかぎこちなかった子ども達がだんだんと稽古を通して変わっていく様子に、これが教育なんだなあ、と思いました。

女形の役をもらった男の子(小学4年か、5年生)が、稽古を通して成長する様子を見ました。当初は本当に子どもっぽい子でした。いよいよ稽古が本格的になり、厳しい練習が続きます。ディレクターに「辛くない?」などと聞かれたときに、「せっかく選ばれたのだから頑張りたい。舞台が終わったときに選んだのが間違いだったとか、言われたくない。」と、きっぱり。

そして最終稽古、舞台本番当日と、少年が青年の顔つきになっていき、舞台終了後、「今日の出来は何点?」と、聞かれると首をかしげて「んーー。それはお客さんが決めることだから・・・」と、にこりともしない。
自分はベストを付くすだけ、というどこか大リーグのイチロー選手を思わせる潔さも漂わせてその変化が見事でした。



「芸」のプロの気迫というか、真剣さと言うか、ほんものの心は、たとえ相手が小さな子どもでも伝わるものなんだ、このような人たちに囲まれて育つこの子たちは幸せだなあと思いました。

私もこのような世界を目指さなくては、と思います。


松尾塾子ども歌舞伎
http://www.rosenet.ne.jp/~matsuo-e/about.html