俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

4月25日(月)

2011-04-25 08:58:07 | Weblog
★明け初めし空の丸さよ柿若葉  正子
春蘭けていち早く萌えはじめる柿若葉。まろやかな明けの空に、ことのほか柔らかな初々しさの柿若葉です。朝日とともに照り輝く柿若葉も目に浮かび、近づく初夏の明るさを感じます。 (藤田洋子)

○今日の俳句
春光につつまれし身のときめきよ/藤田洋子
この句を読むと、もの静かで明るい若い母親の姿が浮かぶ。うす紫の丸いヨークのセーターが、春光の中で、肩までの黒髪に映えていた。(高橋正子)

○きのう24日の日曜日の早朝、、ラジオで野鳥の声を聞いた。きびたきの明るく弾む声と、おおるりの伸びやかな森全体に響くような声。声の質は同じだが、鳴き方に違いがあるとのこと。フィリッピンから渡って、家の近くの公園や緑地を経由して森に入って行くとのこと。今頃ちょうど、公園や緑地で鳴いていることもあると聞いたので、木午後から思い立って、句美子と一緒に横浜緑区中山にある四季の森公園に出かけた。四季の森公園は、新緑の季節を迎え、家族連れや老人、アマチュアカメラマンがカワセミを狙ってカメラを構えていた。菖蒲田に沿う流れのあたりで、蛙がくるくるっとよく鳴いている。紅葉谷に入ると、鶯、四十雀が鳴いている。残念ながら、きびたきやおおるりはいない。おおるりの声は、昨年夏、尾瀬の山に入ったとたんに聞いて、ずっとその声が何の鳥かと気になっていた。今朝のラジオでそれが、思っていた通り、おおるりの声であったと確信した。写真は、句美子が主に撮ってくれた。花水木、青梅、花楓など。

◇生活する花たち「花水木・青梅・花楓」(横浜四季の森公園)



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1 コメント

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お礼 (藤田洋子)
2011-04-18 14:09:30
正子先生、今日の俳句に「春光」の句を取り上げていただきありがとうございました。初心の頃を懐かしく思い出しました。

★明け初めし空の丸さよ柿若葉  正子
春蘭けていち早く萌えはじめる柿若葉。まろやかな明けの空に、ことのほか柔らかな初々しさの柿若葉です。朝日とともに照り輝く柿若葉も目に浮かび、近づく初夏の明るさを感じます。
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