俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

7月1日(月)

2024-07-01 20:29:43 | 日記
小雨

●先日会ったMさんから吟行の誘いの葉書。他結社から吟行の誘いがあることはないが、多分の結社の人とは別に蒲田を歩きましょう、ということなのだろう。Mさんは八十代。気が若い。

●正子の俳句日記を削るのに、今号も嫌気がさして捗らない。一か月を2500字、6か月分では、原稿用紙40枚程度に削る。短編小説ぐらいの読みものになる。嫌になりながらも頑張ろうとするのは、「読んでいる」と手紙に書いてあったり、会った時おもしろいと感想をいただいたりするから。多分、みなさん、明け透けなところがいいのかもと思う。鴎外が「作家たるもの自分の腸を抉り出して書かねばならない」と言ったのが印象に残りすぎて、物を書くからには、腹を見せなければと妙な信条ができている。

「作家」で、思い出したが、中学1年のころ、居間に大きい藍色の火鉢があって、それでお餅や銀杏を焼いたり手を焙ったりするのだが、その火鉢を囲んで、弟妹にもっともらしい話をを作って聞かせていた。一二回のことだったが。五年生のときは、小説家と言う職業を知って、「よさそう」など思っていた。
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