俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

4月19日(火)

2011-04-19 07:41:52 | Weblog
★濃きお茶に春の灯しを入れて飲む  正子
春の夜の寛いだひと時、たぶん独りだろう、ゆっくりと濃いお茶を口元に近づける。ふとそこに電灯のあかりが写るのを見ることがある。その華やぎを一瞬味わった後、また静かに茶碗を近づけ香りで喉を潤す。あの春灯しは今ゆったりと心の中にある。 (小西 宏)

○今日の俳句
蒲公英の花せめぎあい光りあい/小西 宏
蒲公英が明るい日差しの中に、びっしりの咲いている様子。一つ一つの花は可憐でありながら、せめぎあうほどの花の力。せめぐだけでなく、また、互いに光りあっている。確かな目である。(高橋正子)

◇生活する花たち「薔薇・チューリップ・デージー」(横浜日吉鯛ヶ崎公園)



人気ブログランキングへ
上記バナーのクリックをお願いします。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 4月18日(月) | トップ | 4月20日(水) »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
鑑賞 (小西 宏)
2011-04-15 23:13:48
★濃きお茶に春の灯しを入れて飲む  正子
春の夜の寛いだひと時、たぶん独りだろう、ゆっくりと濃いお茶を口元に近づける。ふとそこに電灯のあかりが写るのを見ることがある。その華やぎを一瞬味わった後、また静かに茶碗を近づけ香りで喉を潤す。あの春灯しは今ゆったりと心の中にある。
返信する
お礼 (小西 宏)
2011-04-15 23:16:05
「蒲公英の花せめぎあい光りあい」を先生の俳句日記にお取り上げ下さり、たいへんありがとうございました。
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事