釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

12月7日 動かない下潮

2020年12月08日 | 日記
「下潮の調子は、どうですか」

「抜ける感覚が、有りますね」

「スカスカな感じですか」

「全然、潮の抵抗感を感じません」

朝イチに入った、ポイントの下潮の感想だ。


ベイト反応は、頗る良い感じで、映し出されている。

「何かがヒットするはず」

そんな期待感を持たせる反応が出ているにも関わらず、アタリが来ない。

真鯛かな…と、思わせるアタリが2度は来たが、針が抜けたり、外れたりと、不調な出足になった。


その後は、何処を探っても「下潮が動いていないですね」と、返事が返ってくる。

高妻さん、安永さん、上野さんと相談して、ポイントを大きく移動する。

「どうか下潮が、動いていますように」

祈るような気持ちになっている。


移動したポイントの、ベイト反応は少ない。

しかし、少しずつアタリが出る。





上野さんに鯖がヒット。





高妻さんには、ガンゾウヒラメが来た。

「こんな処でも、ガンゾウが居るの」と、笑いが起きる。




安永さんにも、ガンゾウヒラメがヒットしてきた。

安永さんには、真鯵もヒットしてきた。




どうにか全員にアタリが来た格好には成ったが、満足行く物ではない。

潮とベイトを求めて、移動を繰り返す。

移動を繰り返している間に、少しずつ潮に動きが出てきた。

「下潮に抵抗を感じます」

良い傾向になってきたと、判断する。


すると、上野さんに強いアタリが来た。



「どうですか」

「重いですけど、走りませんね」

やがて、海中にハタの姿が見えてきた。



釣り上げた瞬間は、ハタの名前が出てこなかった。

辞書で調べたら「ホウキハタ」と判明。

☆五つの美味なハタだと書いてある。




安永さんにも、強いアタリが来た。

ドラグ調整を緩めにしてあるリールから、ラインが引き出される。

「何だろう」

姿を見せたのは、大きなイトヒキアジだった。




「正体は、こいつか」

イトヒキアジは、引きが強い。

下り潮が少しずつ速くなっている分、潮の抵抗も加わって巻き上げるのに時間を要した。


くだり潮の流れが、1ノットを超すように成ってきた。


船首で、上野さんがアタリを捕らえた。



ラインが横に走っている。

「カツオですかね」

「違うような感じがします」




上がってきたのは、サワラに近いサゴシ。

「上の方で、当たってきました」

少しずつ、潮が良くなっているのだろうか。


上野さんに、続けてアタリが来る。




竿先が、真下に突っ込んでいる。

「カンパチかな…」

姿を見せたのは、ロウニンアジ。



力の強い、引き味が楽しい魚だ。

この大きさは、群れているはず。

同じコースを流していく。

同じようなところで、次のアタリが来た。




これも、力強い引きが竿先を絞っている。

「ロウニンアジですか」

「多分、そうだと思います」




良型のロウニンアジが、上がってきた。


潮が動いてくれば、何らかのアタリは出てくる。

前半の不調から、下潮が動きだした後半に上がった釣果。


諦めずに、頑張って頂いた結果が、嬉しかった。


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