珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

空気

2020-08-22 | コロナ騒動
コロナ騒動の結論は「空気」って恐るべしってことだった。
空気は理屈より、科学より、事実より強し。
S婦人部みたいに「そんなこと言ったってね、計り知れないのよ!!」「そんな難しいことはいいのよ!!」メリメリと押し倒すパワーの方が最強だったのと同じである。
私の口達者くらい簡単に捻じ伏せられたもんね。

彼女らもSの空気を完全に支配していた。
座談会でも何でも、アッという間にその場の空気を作って支配した。

コロナ騒動も、全部「空気」が勝った。
今も空気はある。
結局、緊急事態宣言ってどうだったのよ?
煽ったマスコミのあのせりふは?
御用学者のあの明言は?
なんてめんどくさい追及は、もういいんじゃない?ウザイからスルーしようという空気をどんどん色濃くしていく。

その時の空気に乗って、その時の空気を味方にすれば、周りは黙るんだなあと思う。
東京都知事はその空気に乗る、空気を作るのが抜群に上手いそうだけど、確かに彼女のキャッチフレーズって、強固な空気を作った。
ウイルス学者の必死の説明もあっさり叩き潰した。

空気って何だろうね?
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感覚それぞれ

2020-08-22 | 娘と夫の話
夫が昨日の夕方受けたというPCR検査は、夜の12時までにスマホに連絡が来なければ陰性ということで、とりあえず事なきを得た。
こんなことでピンピンしている人間から仕事を取り上げられて、積み上げた信用を落とされたらたまったもんじゃない。

検査料は撮影所持ちだけど当然安くない金額なので、受けたのは役者とレギュラーのスタッフに限られたそうである。
そう、PCR検査ってタダじゃないんだよね。この利権ってどこでどうなっているのやらである。

ところで夫婦といえ当然コロナの認識は違って、一言でいうと夫は私ほどギャースカは言ってなくて、もの静かに世間に従って合わせている。
コロナも最初の頃は人並み程度には警戒をもっていた。
が、彼らしく、私の言うことも面白がって聞くという感じである。

新婚時代、私が買ってきた風鈴を夫は喜ばなかった。
音に敏感な彼は、カチカチと秒針の鳴る時計や、冷蔵庫のモーター音や、(夫のいうところの)安い電化製品は「再生に余計な音が鳴る」といって嫌った。
ネジ撒きのボンボン時計がある家で育った私と暮らして、その結果「繊細さが退化した」とも言っているけど。

が、今でも私が夜中に暑いなあと扇風機をつけると
「こいつ、また扇風機のスイッチをカチッと入れやがった…」と必ず目を覚ますという。
ブオーーン!!
「まさかの『強』か?!いやさすがに一個弱めた。まあこの音ならいいか。冷蔵庫よりは不快感はない……」

私が、コロナ禍でマスクしろとか自粛しろって言われるのは、アナタでいう枕元に毎晩「カチカチいう時計を置いて眠れ」っていうものなんだよね。
そんなことずっとされたら発狂するでしょ?
私はここ数ヵ月、発狂しそうな中で生きている。
電車の中で皆がマスクしている中、私だけマスクしなくても、私はそんなことは気にならない。むしろ心に羽が生えたような気分になる。
気になるのは体裁じゃなくて「この混み具合で黙っていれば他人に影響するかしないか」という物理的な事情だけ。
そんなのは私の中では反骨心でも過激でも何でもなくて、当たり前のことでむしろやすらぎなんだよね。

と言ったら、夫は笑って頷いた。
感覚の矛先は違うけど、感覚は解ってくれるので助かる人である。
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