珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

危ういもんだ…

2020-08-15 | コロナ騒動
「裸の王様」では「この洋服はバカには見えません」と言われたそうだけど
私もコロナ騒動でいろんな「バカにはわからないを」経験した。

私の今までの経験と知識では「風邪をひいている人は学校や仕事を休んで、元気な人は出席する」のが当たり前だった。
それが「風邪をひいてない人もひかないために休みましょう」と言われて、これが「瞬く間に」常識的なことになってしまった。
そして何十年間の自分の経験と常識が、あっさり非常識になった。

いや実際に、身の回りの人がバタバタと倒れているような惨状だったらそりゃ解りますよ。
でもそうじゃなかった。皆ピンピンしていた。
言われた途端、本当に意味が解らずポカン?とした。
これは3ヵ月考えてもわからなかった。

今までは、風邪をひいてゲホゲホ咳き込んでいる人が「人にうつさないように」と言われていた。
それが突然「無症状でもウイルスを撒き散らします」と言われてまたまたポカーン?だった。
「無症状でも風邪」って何?
風邪ひいてるの?ひいてないの、どっち?

でもあの人もこの人も一瞬で変わった。
「私は無症状なだけで、うつさないように気をひきしめて人と接しています」 なんてわけのわからないことを言い出して、それを聞いた人も「良識あるわねえ」とニコニコして頷き合っている。
アタマおかしいんじゃないかと思ったけど、うっかりそんなこと言おうもんならこちらが極悪人みたいになってしまった。

誰が何と言おうとワタシはこう思う、なーんて誰でも気軽に口にするけどさ。
本当に、本当にですよ?
例えば1+1=2ということでさえ、自分以外の全員から、あの人からもこの人からも、来る日も来る日も否定されたら、それを断固言い切れるだろうか。

私は何とか言い切ったけど、自分の確信なんてなかなか危ういもんだと思ったね。
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コロッといく種類

2020-08-15 | 日記
夫は今朝も始発の電車で元気に出勤した。
が、これで夫であれ、他のスタッフであれ、役者であれ、万が一にでも誤判定でも、PCR検査で陽性判定が出たら、これが噂の「無症状でも感染していてウイルスを撒き散らすから、隔離してほしい迷惑な病人」になってしまう。
何の補償もないまま即刻仕事を奪われて、現場に迷惑をかけて、白い眼で見られて信用を落とすことになる。
或いは補償が出たとしたら元気に働けるはずの人に、貴重な税金を使うことになる。

PCR検査とはあくまで医者の判断で患者に用いる検査で、何の症状もない人に無作為に白か黒を判定するものではない。そんなことをしても正確性に大いに欠けて無意味である、
というしごく真っ当な意見は、何の権力だか圧力だかに今日も華麗にスルーされている。

こういう権力とか圧力を、そう思わせずに好感度抜群に変える方法はあるけどね。
「心配ですよね」「何といっても国民の皆様の健康と命を守ることが最優先です」「だから油断は禁物なんですよね」
こんな耳障りのいい大義名分を持ち出せばOK。
こういう言葉にコロッといく人は多いもんね。

私は逆でどっちかというと、毒舌でもストレートでも本当のことをあっさり言う人にコロッといってしまう。秒で悩殺(笑)
怖いと思う種類、闘う種類に続き「コロッといく種類」も違うようである。
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