の坐すと地と魂の鎭まる地

社や陵、墓所についてや、について勝手氣ままに綴っていきます。

天彥社 / 高天彦神社

2014年07月11日 12時58分43秒 | 近畿(奈良)
■遠景■
(6th December 2009)



★天彥社★ 奈良県御所市大字高天

・延喜式内社、大和國葛上郡、天彥社、名大、月次相嘗新嘗。

・舊社格は村社。

・祭は皇產靈、市杵島姬命、菅原道眞。ただし、本來は葛城の地主天彥命一座を祀ったと推測される。

・天彥命は、葛城臣の祖という。

・天彥とは、社殿背後の體山白雲峯(嶽)の山靈そのものと考えられている。また、古く金剛山が天山と呼ばれていたことから金剛山の山靈という說もある。しかし、參道、社殿、白雲峯が直線狀に竝ぶため、おそらく、白雲峯の山靈であろうと思われる。

・『新抄格敕符抄』に「天彥四戶大和國寶龜十年(779)充」とあり、『日本後紀』大同元年(806)四月條には「大和國葛上郡正四位上天彥預四時幣帛。緣吉野大后願也」とあり、寶龜六年(775)六月、幽閉先の宇智郡の沒官の宅における吉野大后井上内親王と子の他戶王の死に關連したものと思われる。但し、當社と内親王の關係は不明である。但し、例祭に供える牛の舌餠を蒸す水は五條(舊宇智郡)の藤原武智麻呂の菩提寺でもある榮山寺の前の吉野川から運ばれるそうで、そういったところから推測すると、井上内親王を奉祀している可能性も否定できない。

・以前は、境内東側に宮寺である天寺があったという。


■參道■
(6th December 2009)

(29th May 2011)

 


■社號標■
(8th January 2011)
 


■鳥居■
(8th January 2011)

(29th May 2011)
  


■本殿■
(6th December 2009)

(8th January 2011)


(29th May 2011)




 
(6th March 2013)
 
 

■境内社護國社■
(8th January 2011)
 


■末社三社殿■
(8th January 2011)


・向かって右から、御靈社(祭井上内親王)、市杵島姬社、稻荷社。


■末社八幡社■
(8th January 2011)
 


■末社春日社■
(8th January 2011)
 


■土蜘蛛■
(6th December 2009)

(8th January 2011)

(29th May 2011)
 

・武天皇傳承の武天皇の侵畧行爲に抗い、殺害されたこの地の先住民で、侵畧者側に土蜘蛛と呼ばれた民族を埋めたとされるの一つと傳えられる。
・古代イズモ族、長髓彥と同族と推測されている。


■末社菅原社■
(8th January 2011)
 


■末社三十八社■
(8th January 2011)
 


■境内■
(6th Marcg 2013)



■木■
(6th December 2009)



■體天山■
(8th January 2011)

(6th March 2013)



■遠景■
(29th May 2011)
 
 

((コメント))
2009年12月6日

 カナダから帰國して、先ず吉野に行く前に葛城の樣に挨拶に行くべく、出かけてきた。もう何度も行っているので新しい發見というものはないが、この地區は人が住むには一番地に位置しており、水も非常に美しく、空氣も心地がいいところなので、しい氣持ちになれるところである。ところで、今囘、いつもは餘り氣にしていなかったのだが、ふと參道から社殿のラインをみて、體山を見ると、綺麗に一直線になっていたので、もしや、山頂に何かあるのでは、と思ったりして、一度行ってみたい氣になっている。

2011年1月8日

 よく行くところであるが、此度は、大晦日から元旦にかけての夜中に大雪のため、行くことができなかったこともあり、訪問した次第。元氣のない、眞の祭天彥命に活を入れる目的もあってのことである。適度に雪もあり、案外写眞も綺麗に撮れたように思われる。

2011年5月29日

 大雨が降っていたが、久久なので、ぼろぼろの傘をもち訪問。

 雨雲が所のため、霧となりいい眺めとなっている。天彥に喝を入れて、訪問終了。

2013年3月6日

 カナダへの渡航の前に、先住民族土蜘蛛の靈と話をするために天を訪問。まず、天彥社を訪問。少し、この社に氣を與えて、立ち去ることにした。


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2 Comments

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ここは良いとこですね (たまこてつ)
2012-03-26 21:38:09
こんにちは、蜘蛛窟動画をYouTubeに上げたきっかけでここを発見しました。
ここは神社に興味を持つきっかけになった神社です。
滝に涼みにきたり、流星群を見に来たり、それまでのどの神社にも無かった居心地の良さがとても不思議です。
山頂登れるのでしょうか、私も行ってみたいです^^
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たまこてつさま (丹敷戸畔の御子)
2012-04-28 13:24:22
コメントありがとうございます。どうなのでしょうか・・・
多分、山頂につながる道はないように思うのでこっそりと行かなければいけないかも・・・
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