の坐すと地と魂の鎭まる地

社や陵、墓所についてや、について勝手氣ままに綴っていきます。

赤城社(三夜澤)

2011年10月16日 15時32分02秒 | 関東(栃木、茨城、千葉、群馬)
■拜殿■
(15th May 2009)



★赤城社(三夜澤)★ 群馬県前橋市三夜沢町

・延喜式内社、上野國勢多郡、赤城社、名大、論社。

・舊社格は縣社。

・祭は大己貴命、豐城入彦命。豐城入彦命は人皇第十代崇の第一皇子といい、東國統治に派遣され、上毛野氏、下毛野氏の始祖とされている。

・赤城山を體とし南麓に鎭座。

・赤城社の本社とされている。元三夜澤が本社とされていた時期、二之宮が本社とされていた時期もあったと考えられている。

・勢多郡粕川村大字室沢に元三夜澤と呼ばれる地があり、そこが舊社地といわれている。


■惣門■
(15th May 2009)


 群馬縣指定文化財

・麗門。
・建造年代は不明であるが、その特徴から十八世紀中頃(寶暦~安永年間)と推測される。


■二之鳥居■
(15th May 2009)
 


■手水舎■
(15th May 2009)
 


■池■
(15th May 2009)
 


■參道■
(15th May 2009)
 
 


■拜殿■
(15th May 2009)

 


■本殿■
(15th May 2009)
 

 群馬縣指定文化財


■樂殿■
(15th May 2009)



■たわら杉■
(15th May 2009)


 群馬縣天然記念物


((コメント))

2009年5月15日

 三夜澤の赤城社に行ったのは早朝でまだ五時半にもなっておらず、人気もなく非常に寂しい状態であった。山の社、早朝の涼しく薄暗いときの空氣が非常に心地いいので、それはそれで醍醐味である。なかなか、いい雰囲氣の美しい社であったが、代文字の碑などは、解説を讀むと、對馬の文字かい、と思ったり非常に拍子抜けであったりして、そういう点では若干失望したことも否定できない。ただ、山の氣が流れて來る山麓に鎭座しているだけに氣はよい。

 現在、一般に元宮とされている大洞の赤城社と當社の他に、二宮赤城社も式内社の論社であることは知っていたが、櫃石からの位置關係についての情報を持っていなかったために行かなかったのは殘念なことである。縁があれば、また行くかもしれない。