山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

還流が最大派閥の源流で

2023-12-14 09:43:10 | 時事川柳

  

政治資金パーティーを巡る裏金問題を詠んだものなので、詳しく述べることは控えたいと思います。国会での「答弁を控える」は「答弁拒否」ですが、周知の事実なので拒否ではなく省略です。

以下は個人の感想などです。

投句した12月12日までの記事から読み取ったのは、自民党安倍派(清和政策研究会)に所属すれば、パーティー券の売り上げのうちノルマ以上の分は自分の懐に入る。これが魅力で同研究会に入る議員が増えて、最大派閥になったのではないのか。ということです。

寄らば大樹、大樹には美味しい樹液が溢れている、それに群がる輩。そして大樹はさらに太くなる。そのような光景が目に浮かびました。官房長官への不信任決議は粛々と否決しておいて、事実上の更迭では何が何だか分かりません。

一連の報道で面白いと思ったことを紹介します。

相場2万円というパーティー券ですが、パーティー出席者が「食べるものがもう無くなった」と皿をもってウロウロしている様子の映像。

会場費と飲食費をいかに安くあげるかが大事で、フライドポテトや唐揚げは最適だ。という裏話。

ノルマの達成は難しく自腹を切ることが多いので、派閥を辞めたという人間味があふれ、裏のない元五輪相。

 

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白タクを巧みに容認ギアチェンジ

2023-12-12 10:08:33 | 時事川柳

政府は7日、タクシー運転手の不足を補うための規制緩和策を固めました。タクシー会社の講習を受ければ、旅客運送に必要な「第2種運転免許」を持たない一般ドライバーも自家用車をタクシー営業に利用できるようにするというものです。

道路運送法では、一般ドライバーが有償で客を車に乗せること(白タク)を原則禁止しており、これが全面的に解禁されるかといえばそうではありません。

業務委託は認めず、タクシー会社が雇用すること。タクシー車両は運転できず、運転者の自家用車を使うこと。タクシー営業の利用を認める自家用車数は、会社ごとにタクシー車両の保有台数以内とする。などの条件があるそうです。

ここからは、個人の感想です。背に腹は代えられない事情で、様々工夫しながらの緩和です。事故への対応などはタクシー会社が行うと思いますが、乗客の立場になれば不安を感じる方もいるかもしれません。

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詐欺メガネと叱咤激励度を超して

2023-12-07 10:08:03 | 時事川柳

4日の県議会一般質問で岩崎友一氏(自民党)が、知事選で達増知事が掲げたマニフェスト(公約集)を巡り「『詐欺メガネ』と言われないよう、しっかりやっていただかないと」と発言しました。

発言は岩崎市が公約集に盛り込まれた政策の財源をただす中で飛び出したもので、知事が示した財源見通しが不十分と指摘し、「財源を確保して実現させなければマニフェスト詐欺にしかならない」として詐欺メガネに言及しました。

達増知事はすかさず「マニフェスト詐欺という言葉と詐欺メガネということに反論させて下さい」と語気を強めて手を上げましたが、質問途中として認められなかったそうです。

質問が終わった後どのようなやり取りがあったのかは載っていませんが、翌日(6日)の紙面には県議会の議会運営委員会が、他会派から出された取り消しを求める議事進行について、速記を精査する必要があるとして対応を持ち越したとありました。

岸田文雄首相がインターネット上で「増税メガネ」とやゆされたことが念頭にあったと思われる岩崎氏は、「叱咤激励のつもり」と説明し発言の撤回などは現時点で考えていないとしていました。

他会派からは「不適切な発言の撤回を」「知事選と達増知事に対する誹謗中傷で議事録削除を求める」との声が上がり後日、議会運営委員会で取り扱いを協議することし、前述のとおりとなりました。

叱咤激励としても度を超した品のない発言だと思いました。

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追悼式場所への思いてんでんこ

2023-12-01 09:27:03 | 時事川柳

岩手県は、東日本大震災津波から13年となる来年3月11日の追悼式を盛岡市で行うと決めました。これまでは沿岸被災地を会場に市町村と合同で実施してきましたがたが、内陸は初めてのことで、沿岸市町村から「単独でしずかに追悼したい」と意向が示され、費用や事務の負担を考慮した結果で、今後は盛岡開催を基本とする方向とのこと。

県が24年の追悼式の在り方について市町村に意見聴取したところ、県との合同追悼式開催の希望なかったそうで、宮古市長は「合同の場合、さまざまなすり合わせ必要になる。10年が経過したこともあり、市としては例年通り単独で粛々と行い」と説明し、内陸にも追悼したい人いるとして「県全体の式典を盛岡で行うことはいいことだ」と受け止めているそうです。

このことについて、震災で家族を失った遺族からは、次のように理解する声と疑問視する声が入り交じっているそうです。

「震災イコール沿岸ではない。開催場所がどこであれ追悼する思いが大切で、災害の経験と教訓を共有することに意味がある」「大変な時に盛岡の友人たちが物資を届けてくれた優しさを一生忘れない。内陸にも沿岸被災者と同じ気持ちの人がいて、どこであっても大切な人を悼むことが重要だ」と理解する声の一方で

「追悼式を誰のために、何のために実施するのかをよく考えているか疑問だ。被災者ではなく、主催者側の都合が優先されれば、開催の意義が問われる。行政の発想そのものが風化しているとも受け取れる」との指摘も紹介されていました。

「てんでんこ」は津波が来たら親も子も気にかけることなく、てんでんばらばらに逃げることが大切だ、という教訓「津波てんでんこ」から借用しました。

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