４日の県議会一般質問で岩崎友一氏（自民党）が、知事選で達増知事が掲げたマニフェスト（公約集）を巡り「『詐欺メガネ』と言われないよう、しっかりやっていただかないと」と発言しました。
発言は岩崎市が公約集に盛り込まれた政策の財源をただす中で飛び出したもので、知事が示した財源見通しが不十分と指摘し、「財源を確保して実現させなければマニフェスト詐欺にしかならない」として詐欺メガネに言及しました。
達増知事はすかさず「マニフェスト詐欺という言葉と詐欺メガネということに反論させて下さい」と語気を強めて手を上げましたが、質問途中として認められなかったそうです。
質問が終わった後どのようなやり取りがあったのかは載っていませんが、翌日（６日）の紙面には県議会の議会運営委員会が、他会派から出された取り消しを求める議事進行について、速記を精査する必要があるとして対応を持ち越したとありました。
岸田文雄首相がインターネット上で「増税メガネ」とやゆされたことが念頭にあったと思われる岩崎氏は、「叱咤激励のつもり」と説明し発言の撤回などは現時点で考えていないとしていました。
他会派からは「不適切な発言の撤回を」「知事選と達増知事に対する誹謗中傷で議事録削除を求める」との声が上がり後日、議会運営委員会で取り扱いを協議することし、前述のとおりとなりました。
叱咤激励としても度を超した品のない発言だと思いました。
ここ数年のことではないのですが、議題の本筋を外れて、議員のスキャンダルや発言の揚げ足取りのようなことに多くの時間が割かれています。
まことにつまらないし、非生産的です。
さて、入選句は岩手県議会でのいざこざを詠んだものです。
時事川柳としては本筋かもしれませんが、元ネタがつまらないので笑えません。
しかし一つの入選句が横綱争いに影響する中では、やはり大事な一句になることでしょう。
長い1年、心から笑える句ばかりでないことは、十分承知です。
同じように著名人の訃報も取り上げさせていただいております。
今年は同年代、少し先輩の方々の訃報が相次ぎました。大橋純子さん、もんたよしのりさん、谷村新司さん、坂本龍一さんほか。最近では伊集院静さんですね。
投句するからには入選、あわよくば秀逸を目指していますのでまずはネタ選び、あとはどうさばくかです。
最近、国際的な話題の入選句は見かけません。ウクライナや中東での戦争は大事な問題ですが、扱うことはなくなりました。
やはり、県内の話題、県に縁のある方の活躍は採用されるようです。