春を迎えて電柱へのカラスの営巣が盛んになり、県内で電力会社が対応に追われています。近年は暖冬の影響からか巣作りが早まる傾向にあり、2023年度は巣を原因とする停電が前年度比4件増の10件発生したそうです。
木の枝や枯草、綿などが絡んだ巣には針金などのハンガーが混ざることがあり、金属や雨に濡れた枝が漏電や停電を引き起こすのです。電力会社ではこれまで、突起のある営巣防止器具を電柱に取り付けるなどの対策を試みてきましたが、抜本的な改善には至っていないそうですし、巣を撤去しても近隣ですぐに新しい巣がつくられてしまうことも多いそうです。
ここからは私の感想です。
専門家は「カラスを電柱に近づけないための工夫が必要」と指摘しているそうですが、学習能力の高いカラスとの駆け引きは続きそうです。この記事の見出しは「電柱に巣 作るべカラス゛」でしたが、「カラスの勝手でしょ」となるような気がします。
カラスの子育ての季節に入りました。この時期のカラスは獰猛ですから、近づかないよう気をつけています。
ところで電柱に巣を作るカラスはハシボソガラスだけなのでしょうか?
SNSなどではハシボソガラスの記事をよく目にします。
もともとハシボソガラスは農耕地や河川敷にいて、ハシブトガラスは森林や山にいる鳥です。
ハシブトガラスの方が先に街に侵出して、生ゴミや残り物を漁るようになりました。
今ではどちらも見かけますが、勢力圏は違うようです。
カラスの勝手に悩まされる電力会社は困りますね。
困っているのは電力会社ですが、「電柱が・・」とされたところが面白いと思いました。
山で暮らすカラスは山に巣を作るように見守る、電柱の近くに巣の材料となるものを置かないようにする、そんなことも記事にありましたが省略しました。
この話題で、故志村けんさんの「カラスの勝手でしょ」を思い出した方は多いと思いますが、悩みを電柱に押し付けたのが良かったでしょうか。
この機会にと調べたら「コクマルガラス」「ミヤマガラス」「ワタリガラス」「ホシガラス」「カチガラス(カササギ)」を加えた計7種のカラスが日本に生息していると分かりました。
ホシガラスは山で見かけますが、カワガラスはカラスの仲間じゃないようですね。