月山から帰ったのが7月24日、それ以来の山歩きをどこにするか迷ったが、草紅葉の写真が9月16日の紙面に載ったことと、なまった足腰に優しいだろうと18日に八幡平に行ってきた。
行程は八幡平頂上バス停(1540m)⇒八幡平頂上(1613.3m)⇒源太森(1595m)⇒黒谷地湿原(1446m)⇒茶臼岳(1578.3m)⇒茶臼口バス停(1360m)で、歩行距離は8km弱と健脚者なら楽に往復出来るところ、茶臼口バス停から八幡平頂上バス停までは路線バスを利用。
展望台に登らないと展望が得られない頂上 こんなに楽に登れる百名山はないでしょう
バスの時間も調べたうえで、昨年の実績を踏まえた自分なりのコースタイムを設定したところ、20分ほど早く余裕をもってバス停に到着したし途中の通過時刻もほぼ設定どおりだった。
今までは大雑把なコースタイムを頭に入れていたが、今回のように紙に書いたものを持参して、それを見ながら歩くべきだなと思う。
この時期の八幡平は初めてなのでよく分からないが、草紅葉の色付きはもっと鮮やかになりそうで、赤や黄に紅葉する木々は少ないような感じで、この日は赤いオオカメノキの葉が目立っていた。
草紅葉
オオカメノキ
咲いていた花は、エゾオヤマリンドウ、ヤマハハコ、ミヤマアキノキリンソウ、アザミ(岩手県の固有種ガンジュアザミと思われる)だが、ツルリンドウという珍しい花を見つけた。
エゾオヤマリンドウ
ヤマハハコ
ガンジュアザミ
ツルリンドウ
物の本によれば『ツルリンドウ属はリンドウ属の近縁の属であるが、リンドウ属にくらべるとはるかに種の数が少なく、世界でもわずかに数種、サハリンから千島列島、アジア、インド、マレーシアにかけて分布するにすぎない。日本ではさらに少なく一属一種、このツルリンドウがあるだけである。』とある。
別の物の本『岩手の高山植物百科』(猪苗代正憲 片山千賀志 共著)には載っていないのにこの花を覚えていたのは、『みんなの花図鑑』に投稿して教えてもらったことがあるため。
20160925ツルリンドウ⇒https://blog.goo.ne.jp/k0i8y2o1/e/615d5b810cf5a19f2e52f133f9320c4d
20150916ツルリンドウ⇒https://blog.goo.ne.jp/k0i8y2o1/e/5bf5f99892cb1e297a0f1679ccee8f8e
雲が多いため鳥海山、月山、八甲田連峰、岩木山など遠くの山を見ることが出来なかったが、正面に岩手山、その東に早池峰山、姫神山ほか北上山地の山並みを、西には秋田駒ケ岳、森吉山ほか秋田の山並みが見えた。
岩手山 左に早池峰山
格好の展望台である源太森で出会った、3人連れの登山者のうちの一人の女性がその絶景に感動したのか『生きていて良かったあ~』を繰り返しており、こんな景観でいいのかなと恐縮する気分になった。
源太森からの展望
そういえば昨年登った不忘山(蔵王連峰)でも、咲き乱れる花々に感動したのか『凄いな~有り難う!』と絶叫している女性がいたことから、思ったことを大きな声に出すのは女性の強みなのかと思ってしまう。
不忘山⇒https://blog.goo.ne.jp/k0i8y2o1/d/20170607
茶臼岳からバス停まで40分ほど200mの急降下(急登の逆)、膝の外側が痛くなり始めたので、適切な行程を設定できた良い一日だった。
車道のバスが見える あと少し
『雲が無くて遠くまで見渡すことが出来れば尚良かったなあ』と声には出さず、次に期待しよう。
早速の投稿、ありがとうございます。
まずまずのお天気で、岩手山や早池峰山も見えてよかったですね。
それに、ツルリンドウに出会えたのは幸運でしたね。写真も蔓性のお花の特徴がよくわかります。
これからはお天気も安定するので、また山行の投稿を楽しみにしております。
毎年のように紅葉見物している三ツ石山や栗駒山(須川岳)も良いですが、秋田駒ヶ岳や早池峰山など、紅葉の時期に登っていない山にも行きたいです。
今朝盛岡の最低気温は10℃を切りました、山の紅葉も進むと思うので、時期を失しないようにしないと。