東京五輪・パラリンピックを巡り、東京地検特捜部は25日、汚職事件に続き談合疑惑に切り込んだ。強制捜査を受けたのは、大会組織委員会に多数の出向者を出し、大会を陰に陽に取り仕切っていた広告大手電通。汚職事件では刑事責任は問われなかったが、特捜部は、大会運営における電通依存が「不正の温床」になったとみて実態解明を進める。
不正の陰に電通依存か の見出しに続くこの概要の「不正の温床」に食いついて詠んだ句が入選となりました。
電通とは何をする会社なのか知らない頃には、電気・通信に関係する仕事だろうと思っていたので、電気による床暖房に発想が飛び「温床」をひっくり返して間に「を」入れたものです。
今日の紙面には博報堂など4社にも家宅捜査が入り、談合事件は業界全体に広がったとありましたが、博報堂は「お菓子屋さんかな?」と思っていた時期がありました(笑)
この賞は2012年にスタートし、第1回の大賞は、福島第一原発事故の復旧作業で被曝労働や被曝線量の偽装工作などで、東京電力が選ばれました。
また、大賞を二度受賞した企業に、時事川柳でもお馴染みの、三菱電機があります。
電通はどうかというと、2016年に大賞を、2019年に特別賞を受賞しています。大賞と特別賞の両方を受賞したのは、電通だけです。
このような会社ですから、「不正の温床」と言われても仕方ないかもしれません。
さて入選句ですが、温床をして「床を温める」と詠まれました。
温床のもともとの意味が、苗を早く育てるために床土 (とこつち) を温かくした苗床だそうですから、分けても問題なさそうです。
ネットでは「諸悪の根源」「日本の闇」などといった形容も複数あります。
果たして、今回の逮捕劇で膿が出し切れるか分かりませんが、ブラック企業にまたまたノミネートされることは確実だと思います。
電通については受賞実績を伺っても?でしたが思い出しました。女性社員が亡くなった事件を失念しており、申し訳ないことだと反省しております。
床土についても教えて頂き、トコと読むのかユカと読むのか曖昧な句だと思いました。
ブログに書いたように「床暖房」からの発想ですので、無意識にユカと読んでいましたがトコと読む方もおられるかもしれませんし、ユカのほうがしっくりするような気がしてきました。。
電通、博報堂などにブラック企業団体賞が出そうですね。