そぞろ歩き 2

彩の国を中心に、身近な自然や歴史あるいは文化的スポットを訪ね、その魅力を写真等でご案内。

川越・伊佐沼(埼玉・川越市)

2012年01月29日 | Weblog
川越・伊佐沼の青鷺
 伊佐沼(いさぬま) は、埼玉県川越市の東部に位置し、南北が約1,300mおよび東西が約300mほどの沼。  ウィキペディアによれば、
 自然沼としては埼玉県内最大、関東地方でも印旛沼に次ぐ広さである。南北朝時代の文和年間に古尾谷氏の家臣・伊佐氏が沼を浄化して溜池にしたとされ、以来、伊佐沼と呼ばれるようになった。戦前までは現在の倍の広さがあったが、食糧増産のため干拓が行われ、面積が減少した。昭和初期までは新河岸川の源流とされていたが、河川改修後には、旧・赤間川が新河岸川の源流となり、伊佐沼は現在は新河岸川の支流である九十川の源流となっている。
 春先には桜並木、6月下旬から7月初旬には川越蓮の会が復活させた古代蓮の花が見頃となる。伊佐沼公園が隣接し、沼のまわりには遊歩道もあり、散歩やウォーキングによい。 等と、記されている。
 また、伊佐沼の西岸に古くから祀られている薬師神社は葭(葦)葺、向拝付き、建坪10坪の小ぢんまりとした神社ではあるが、地方の大工「根岸八五郎」の手による素朴な工法がそのまま保存された貴重な建造物で必見である。
    駐車場:有り(併設されている伊佐沼公園の駐車場を利用 無料)

 
沼の周囲の遊歩道は春先には桜並木となり、多くの市民が訪れる

 
蒼鷺を初めとして多くの野鳥が羽を休めている

 
川越の薬師神社というと時の鐘の奥に鎮座する薬師神社を思い浮かべるようですが、
こちらも葭(葦)葺の屋根を持つ趣あるお社です。(右画像をクリックすると拡大) 

 
地方大工の手による素朴な工法がそのまま保存された貴重なお社 境内にある板碑
 
伊佐沼 地
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伊奈・氷川神社(埼玉・伊奈町)

2012年01月22日 | Weblog
社叢に囲まれ、歴史を感じる伊奈・氷川神社

 この伊奈・氷川神社は、境内の案内によれば、
 鎌倉時代宝治2年(1248)に勧請され、当時は素盞鳴尊を祀る男体宮と稲田姫命を祀る女体宮だあったがいつの頃か合祀したと伝えられる。のち南北朝時代の応安3年(1370)に社殿が再建され、江戸時代になり小室郷八ヶ村の総鎮守となった。
 江戸時代には大河内氏(信綱の生家)や川越城主松平伊豆守信綱がこの地に誕生の由縁を以て度々社殿等の修復がなされている。
 境内にある天神社は「知恵伊豆」と称されていた松平信綱にちなみ「伊豆天神」と呼ばれている。 と、記されている。
    駐車場:有り(無料)

 
現在の拝殿は昭和52年に新築された 社叢の中の長い参道

 
お社は「ふるさとの森」指定された社叢なかに鎮座する

 
合格祈願の多い絵馬の中、「健康回復」の願いを込めた
絵馬も奉納されている

 
神楽殿              境内にある
「伊豆天神」
伊奈・氷川神社 地
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多聞寺(東京・墨田)

2012年01月15日 | Weblog
手入れが行き届いた趣のある境内

 “隅田川七福神めぐり”の中で、毘沙門天を奉られた寺院として紹介しましたが、茅葺きの山門(建立され以来 280年余りを数える墨田区内最古の建造物)や「坐姿六態地蔵」と呼ばれる尊像等、由緒ある古刹でもありますので再度、取り上げてみました。
 墨田区公式ウェブサイト等によれば、
 ご本尊は、毘沙門天 威厳(いげん)を持つ仏教を守護する四天王の一神。多聞天ともいい、北方を護っています。多聞寺の本尊の毘沙門天像は、弘法大師作と伝えられる鎌倉時代の特徴を示す高さ50cmの木立像です。
 多聞寺は、平安時代の創建といわれ、最初は不動明王が本尊だったようです。場所も隅田川沿いでした。
 戦国時代(天正年間 1573~91)に現在の場所に移り、弘法大師作と伝わる毘沙門天像を勧請、現在隅田山吉祥院多聞寺と改称したといわれています。
 山門脇の「毘沙門天」の石碑は、榎本武揚の筆によるものと、記されています。
 
  多聞寺の公式H.P     駐車場:有り(無料)

 
現代ではなかなか見られなくなった茅葺きの山門  ご本尊・毘沙門天像

 
「坐姿六態地蔵」と呼ばれる都内でも珍しい形態の尊像(左画像をクリックすると拡大します)

 
仏教における地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六道
のどこにいても救いの手をさしのべてくれるという地蔵尊
多聞寺 地
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隅田川七福神めぐり(東京・墨田区)

2012年01月08日 | Weblog
布袋尊 弘福寺

 七福神詣の元祖とされる隅田川七福神墨田区公式ウェブサイトによると、
 文化元年(1804年)に佐原鞠塢(さはらきくう)により向島に百花園が開かれました。鞠塢には多くの文人仲間があり、彼らが集ううちに、鞠塢の所有する福禄寿を使って七福神ができないかという話になりました。
 多聞寺の毘沙門天、長命寺の弁財天、弘福寺の布袋尊、三囲神社の恵比寿・大国神まではよかったのですが、寿老人だけが見つからずに思案を凝らした結果、百花園近くの白鬚神社に目をつけました。白鬚というからには、祭神は老人に違いないということになり、「寿老神」としてしまいました。
最近、白鬚神社の寿老人が知られていたという説も出されました。
 このようにして、隅田川七福神は完成し、向島の情趣にさらなる楽しみを加えた。
 全行程は約1里。新春を寿ぐ江戸の人々にとり、初詣や散策にとっては格好の場所になりました。
 と、記されています。
 なお、詳しい由来や地図等は、隅田川七福遊び」隅田川七福会が監修、制作)にも掲載されています。

 
恵比寿神大国神
三囲神社境内)       三囲神社 拝殿

 
布袋尊
弘福寺

 
弁財天
長命寺

 
福禄寿尊
隅田川七福神の発祥の地「百花園」内

 
寿老神
白鬚神社

 
毘沙門天多聞寺

“一陽来復” 年頭のご挨拶

2012年01月01日 | Weblog

年始のご挨拶 “Web年賀状” です

 

旧年中は“そぞろ歩き2”をご覧頂き誠に有り難うございました。

当ブログは、“そぞろ歩き”(2006年6月~2008年12月掲載)の継続版として2009年1月より、彩の国を中心に、身近な自然や歴史あるいは文化的スポットを訪ね、その魅力等を写真等でご紹介して参りました。

 

お陰様で皆様のアドバイス等を頂きながら何とか3年間(通算5年7か月)続けることが出来、心から感謝しています。

今後も彩の国を中心として見近な写真を撮り歩き、原則として毎週日曜日に更新して参りますので是非、お立ち寄りくださいますようお願い申し上げます。

 

皆様にとりまして2012年が平穏で心安らぐ、より良い年となります事を祈念します。

そして物事が良い方向に転じるよう願いつつ、年始のご挨拶とさせていただきます。