熱心なオーディオフアンが詰めかけた会場風景
舞台で存在感を示すスピーカーは Altec604-8G 同軸型2Wey (エンクロジャーは会員自作)
7月24日(日)の午後、真空管アンプを使ったLPレコードコンサートが埼玉県伊奈町に位置する埼玉県県民活動総合センターの小ホールであり、2時間余りを自作アンプや自作エンクロジャー(スピーカーの箱)によるLPレコードの音の世界を堪能することができた。
このLPレコードの音をお聴かせする事は敵わないが、会場の雰囲気の一部をお届けしたい。
当日は、デジタル機器とは違う、真空管アンプ特有の暖かくて深みのある高品位な再生音が会場一杯に響き渡り、場内は球子(熱心な女性フアン)さん等々、多くの方が情感溢れる音に耳を傾けていた。
デジタル全盛の今時、超アナログの世界に皆さんはご興味をお持ちになられるだろうか...?
解説は「ジャズ寺子屋」等で講師を務める関口英雄氏、一介のジャズフアンとしての目線からジャズを聴く楽しみを静かに熱く語られていた。
協賛は「彩球オーディオ倶楽部」、今回のコンサートに用意された機器は同倶楽部会員自作の真空管アンプ等々。
LPレコードの目玉は、
1、ソニー・ロリンズのサウンド聴き比べ(米国東海岸を代表するブルーノートと西海岸ロサンゼルスのコンテムポラリーのレコーディング等々による音の違い)
2、サリナ・ジョーンズのジャズヴォーカル
3、ソニー・スティットの快演盤
4、ベニー・カーターのサックス・アンサンブル
等で、来場したジャズフアンの耳を何れも十分に堪能させたようであった。
来年も第3回目が開催されると思うが、期待が大である。
駐車場:有(有料、駐車時間による)
チケット 1,000円
当日、使用された音響機器
左:レコード・プレイヤー YAMAHA GT-750 ダイレクト・ドライブ
右:プリアンプ Marantz Model-1150 プリ部使用
カートリッジ:ステレオ用 Ortofon SPU-AE モノラル用 DENON DL-102 MCトランス 会員手巻き型
左:メイン・アンプ 807PP 出力20W 会員自作 右:昨年の会場風景(右手の方が関口英雄氏)
埼玉県県民活動総合センター 地図