そぞろ歩き 2

彩の国を中心に、身近な自然や歴史あるいは文化的スポットを訪ね、その魅力を写真等でご案内。

近代化産業遺産(醸造業)のまちー野田(千葉・野田市)

2012年11月25日 | Weblog

野田の醤油発祥地(市指定文化財)
室町時代永禄年間(1,558~70)に飯田市郎兵衛が初めて野田
で醤油を醸造したといわれる飯田家の亀屋蔵(工場)跡地です

 2007年、経済産業省の「近代化産業遺産群33」の醸造業に関連して千葉県がとりあげられ、その中の多くが野田市に現存する建物とのこと。
 その遺産群は東武野田線の野田市駅から流山街道近辺までの約1kmの範囲と駅から約3kmほどの距離にある江戸川の近くの2つの地区に分散しているようですが、今回は野田市駅近辺の建物等を幾つか紹介します。
 歴史を感じさせる趣のある建物も多く、散策コースとしても勧めです。

 
東武野田線の野田市駅          キッコーマンの製造管理部事務所(大正13年頃)

 
キノエネ醤油醸造工場 天保元年(1,830)創業といわれる

 
茂木七左衛門邸の煉瓦塀(明治末期)  キッコーマン・稲荷蔵(明治41年頃)

 
野田市民会館(茂木佐平治家の旧宅と庭園

 
野田市郷土博物館とベンガラ塗塀    旧野田醤油(株)本店初代正門

 
茂木七郎治邸(安政5年頃)      茂木本家美術館

 
野田愛宕神社
創建は延長元年(923)と伝えられ、社殿の見事な彫刻は二代目石原常八の作(県有形文化財)。
文化10年(1,813)に再起工し文政7年(1,
824)に再建。社殿様式は権現造り・木造銅板葺。

野田市駅 地図
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新東京駅(東京・千代田区)

2012年11月18日 | Weblog

JR東京駅丸の内側の赤れんが駅舎(中央部~南ドーム)

 JR東京駅丸の内側の赤れんが駅舎が10月1日、1945(昭和20)年の大空襲で焼失した3階部分と南北のドーム屋根が揃い、大正時代の創建当初の威容が見事に復原、全面開業した。
 5年に及ぶ時間と、総工費約500億円ともいわれる歴史的な保存・復原工事を終え、98年前の創建当初の姿によみがえったという東京駅丸の内側の赤れんが駅舎を訪ねて見た。重厚でレトロな外観は素晴らしく、ライトアップにも映え見ごたえがあった。
 平日にもかかわらず、この新駅舎をみようと多くの見物客が訪れていた。

  JR東日本(東京駅)公式ホームページ

 
中央部から見た北ドーム  
        中央部外観

  
 
     北ドーム外観        南ドーム内側(車輪等の装飾が見える)


パノラマ合成写真にしてみましたが...。湾曲してしまい変ですね。大失敗!

東京駅 地図
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晩秋の伊奈町制施行記念公園(埼玉・伊奈町)

2012年11月11日 | Weblog

静かに晩秋を迎えている伊奈町制施行記念公園

 春秋の薔薇シーズン中には多くの見学客が訪れる伊奈町制施行記念公園(伊奈バラ園)もシーズンが過ぎ、今、静かに晩秋を迎えている
 しかし、土日などの休日には親子連れで木々からこぼれる陽光の下、公園遊具を楽しむ姿も多くみられます。秋の風情は遠方まで行かずとも身近な公園でも感じることが出来そうです。
 また、秋薔薇もまだまだ鑑賞できるので、花好きの方は訪ねて見ては如何でしょうか...。

  伊奈町公式ホームページ  入場料:無料  駐車場:あり(無料)

 
公園遊具などで楽しむ親子も多い

  
オブジェも見方によっては鋭い刃にも見える 

 
公園の周囲の木々は秋色に染まりつつあるなか、名残の秋薔薇が咲いていた

 
秋薔薇もまだまだ鑑賞できるので訪ねて見ては...。

伊奈町バラ園 地図
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醤油の町、野田の御用醤油醸造所(千葉・野田市)

2012年11月04日 | Weblog

今も伝統的製法で醤油の醸造を行っている御用蔵

 キッコーマンと云えば醤油メーカー、その野田工場内に移築され、いまも伝統的な製法により醤油を醸造している御用醤油醸造所を見学してきました。同社の案内によれば、
 この御用醤油醸造所(通称「御用蔵」)は、2011年(平成23年)に野田工場内に移築されたものです。
 移築前の御用蔵は、宮内省(現宮内庁)にお納めするしょうゆの専用醸造所として、1939年(昭和14年)に江戸川沿い(千葉県野田市中野台)に建設されました。老朽化で大規模な補修工事が必要となり、70年の節目に移築工事を行いました。移築にあたり、しょうゆを仕込む木桶、屋根の小屋組み、屋根瓦、石垣、門などは移築前のものを使用し、原形に近い形で再現しています。
 御用蔵では、現在も宮内庁にお納めするしょうゆを醸造しています。また、伝統的なしょうゆ醸造技術や1939年の御用蔵の建設当時の道具や装置を保存・展示しています。
 と、記されています。
 この御用蔵の他、工場内の見学コースもあるので一度訪ねて見るのも楽しいのでは...。

  御用醤油醸造所の公式ホームページ  駐車場:有(無料)

 
キッコーマン野田工場(御用蔵は朱色の橋の右手)  御用蔵入り口

 
入り口を入ると目に入る庭園     御用蔵案内(クリックすると拡大します)

 
麹室(しょうゆ麹を作る室)        仕込室(杉の木桶で一年をかけて発酵・熟成)

  
仕込桶(直径2m、深さ1.7メートル)    清澄桶と蓄力機

  
清澄桶              圧搾機               火入桶

御用蔵 地図

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