そぞろ歩き 2

彩の国を中心に、身近な自然や歴史あるいは文化的スポットを訪ね、その魅力を写真等でご案内。

多聞寺(東京・墨田)

2012年01月15日 | Weblog
手入れが行き届いた趣のある境内

 “隅田川七福神めぐり”の中で、毘沙門天を奉られた寺院として紹介しましたが、茅葺きの山門(建立され以来 280年余りを数える墨田区内最古の建造物)や「坐姿六態地蔵」と呼ばれる尊像等、由緒ある古刹でもありますので再度、取り上げてみました。
 墨田区公式ウェブサイト等によれば、
 ご本尊は、毘沙門天 威厳(いげん)を持つ仏教を守護する四天王の一神。多聞天ともいい、北方を護っています。多聞寺の本尊の毘沙門天像は、弘法大師作と伝えられる鎌倉時代の特徴を示す高さ50cmの木立像です。
 多聞寺は、平安時代の創建といわれ、最初は不動明王が本尊だったようです。場所も隅田川沿いでした。
 戦国時代(天正年間 1573~91)に現在の場所に移り、弘法大師作と伝わる毘沙門天像を勧請、現在隅田山吉祥院多聞寺と改称したといわれています。
 山門脇の「毘沙門天」の石碑は、榎本武揚の筆によるものと、記されています。
 
  多聞寺の公式H.P     駐車場:有り(無料)

 
現代ではなかなか見られなくなった茅葺きの山門  ご本尊・毘沙門天像

 
「坐姿六態地蔵」と呼ばれる都内でも珍しい形態の尊像(左画像をクリックすると拡大します)

 
仏教における地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の六道
のどこにいても救いの手をさしのべてくれるという地蔵尊
多聞寺 地
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