そぞろ歩き 2

彩の国を中心に、身近な自然や歴史あるいは文化的スポットを訪ね、その魅力を写真等でご案内。

深川・芭蕉庵史跡を訪ねる(東京・江東区)

2013年05月26日 | Weblog

 今回は、江東区深川の松尾芭蕉所縁の史跡を訪ねて見た。
 「江東区芭蕉記念館」のリーフレット等によれば、
 芭蕉は、延宝8年(1680)それまでの宗匠生活を捨てて江戸日本橋から深川の草庵に移り住みました。そして、この庵を拠点に新しい俳諧活動を展開し、多くの名句や『おくのほそ道』などの紀行文を残しています。この草庵は、門人から贈られた芭蕉の株が生い茂ったところから「芭蕉庵」と呼ばれ、芭蕉没後、武家屋敷内に取り込まれて保存されましたが、幕末から明治にかけて消失しました。
 大正6年(1917)の大津波の後、常盤一丁目から「芭蕉遺愛の石の蛙」(伝)が出土し、同10年に東京府は、この地を「芭蕉翁古池の跡」と指定しました。
 江東区は、このゆかりの地に、松尾芭蕉の業績を顕彰するため、昭和56年(1981)4月19日に芭蕉記念館を、平成7年(1995)4月6日に隅田川と小名木川に隣接する地に芭蕉記念館分館を開館しました。と、記されています。
 今回は、1、芭蕉庵史跡展望庭園  2、芭蕉稲荷大明神  3、江東区芭蕉記念館 を、ご紹介します。

  江東区芭蕉記念館公式ホームページ    江東区芭蕉記念館入館料:200円

 
芭蕉庵所縁の萬年橋     今回の訪問地(クリックすると拡大します)

 
芭蕉庵史跡展望庭園(芭蕉記念館分館)

 
芭蕉稲荷大明神(芭蕉庵があったと云われているが、実際は萬年橋より100m程東とのこと)

 
江東区芭蕉記念館(館内は撮影禁止)入口

 
江東区芭蕉記念館に併設された庭園(築山)   築山の芭蕉は句作中...?

芭蕉庵史跡 
地図

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伊奈バラ園(伊奈町制施行記念公園 埼玉・伊奈町)

2013年05月19日 | Weblog

華麗な薔薇の競演

 埼玉県伊奈町の[町制施行記念公園]内のバラ園では、5月11日から「バラまつり」を開催中!
 今、伊奈町自慢のバラ園は約300種4,500株以上のバラが最盛期を迎え、色とりどりのバラが咲き誇り、その規模と美しさに圧倒される。
「バラまつり」開催中にはバラの苗木や地元農産物なども販売されるなどのイベントもある。華麗なバラの競演を是非ご覧あれ!

 
 伊奈町公式ホームページ    入園料:200円   駐車場:有(無料)

 
埼玉県内最大のバラ園は今、見ごろを迎えている

 

 
フェンスなどに寄り添って咲く、色とりどりのバラ


私達も素敵でしょう

伊奈バラ園
地図

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晩春の大和路・長谷寺(奈良・桜井市)

2013年05月12日 | Weblog

雨上がりの新緑に映える“昭和の名塔”

 長谷寺(はせでら)は、山号を豊山と号し、朱鳥元年(686年)に開基したという。
 
ウィキメディアによれば、
 長谷寺は、奈良県桜井市初瀬にある真言宗豊山派総本山の寺。山号を豊山神楽院と称する。本尊は十一面観音、開基(創立者)は僧の道明とされる。西国三十三所観音霊場の第八番札所であり、日本でも有数の観音霊場として知られる。
 大和と伊勢を結ぶ初瀬街道を見下ろす初瀬山の中腹に本堂が建つ。初瀬山は牡丹の名所であり、4月下旬~5月上旬は150種類以上、7,000株と言われる牡丹が満開になり、当寺は古くから「花の御寺」と称されている。また『枕草子』『源氏物語』『更級日記』など多くの古典文学にも登場する。中でも『源氏物語』にある玉鬘の巻のエピソード中に登場する二本(ふたもと)の杉は現在も境内に残っている。 と記されている。

  奈良・長谷寺公式ホームページ   駐車場:有(普通車500円)  入山料:500円

 
長谷寺の総門、三間一戸入母屋造本瓦葺の仁王門   登廊(重要文化財)

 
登廊内部                              登廊から望む各堂宇


登廊を登りきると国宝の本堂(礼堂)と鐘楼(尾上の鐘)が目前に

 
弘法大師御影堂        昭和の名塔といわれる五重塔

 
西参道から望む本堂と仁王門遠景

奈良・長谷寺 地図
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花びら舞う 秩父“塚越の花まつり”(埼玉・秩父市)

2013年05月05日 | Weblog

山腹の米山薬師まで子供たちが花をまきながら、“花御堂”が進む。

  この“塚越の花まつり”は、上吉田の塚越地区の子供たちが中心となって司る行事で、春の早朝に山里で行われる美しく幻想的な祭りで、埼玉県の無形民俗文化財に指定されている。
 子供たちは、4月下旬頃から野山の花を摘み集めて準備を始め、5月3日の夜には麓の熊野神社に籠り“花御堂”を葺く。

 翌4日の祭りの当日、朝7時になると花火を合図に子供たちは熊野神社を出発、山腹の米山薬師まで、約300mの参道に花を敷き詰め、子供たちが撒く花の上を“花御堂”と“誕生仏”が子供たちに支えられて静かに進む。
 薬師堂に着くと“花御堂”と“誕生仏”をお堂に安置して拝み、子供たちは薬師堂の前で輪になって残る花びらを頭上高く撒き、お釈迦様の誕生をお祝いし、下山する。
 その情景は大変幻想的で美しく、毎年、詰めかけたた多くのカメラマンが参道にあるいは境内に陣取り、一斉にシャッターを切る。

  秩父市公式ホームページ   駐車場:有(臨時)

 
山腹にある“米山薬師”と花に彩られた参道

 
麓の“熊野神社”と山腹の“米山薬師”

 
子供たちは5月3日の夜に“熊野神社”に集まって花御堂を葺く 集められた花びら

 
子どもたちが花をまきながら歩み、敷きつめられた花の上を花御堂と誕生仏が進む

 
子供たちは薬師堂の前で輪になって花びらを頭上高くまき、お釈迦様の誕生を祝う

 米山薬師
地図

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