そぞろ歩き 2

彩の国を中心に、身近な自然や歴史あるいは文化的スポットを訪ね、その魅力を写真等でご案内。

安行八景の一つ“興禅院”(埼玉・川口市)

2009年09月27日 | Weblog
ふるさとの森に囲まれた興禅院本殿 

 花の寺院と呼ばれるほどで季節ごとに花が咲き競うという。梅、シャクナゲ、花菖蒲、アジサイ、彼岸花、紅葉などが楽しめ毎年楽しみに訪れる市民も多いと、聞く。
 今の季節は白・黄・赤の彼岸花が有名(早咲きの黄色と合わせ、約3万株)のようであったが、やや盛りを過ぎてしまっている感は否めない。
 この、興禅院は安行八景の一つとして名高く、先日もNHKで紹介されたこともあり、多くの参詣者で賑わっていた。
 また、弁財天やふるさとの森に点在する十三佛もある。弁財天・十三仏・ふるさとの森へは、本堂を右に折れ通用門を出て左折するとすぐ下りの石段があり、下って左奥に弁財天、右に行くと十三佛の入口となっている。
 十三佛は台地の上下と斜面を利用したふるさとの森の中の散策路の中に点在し、心安らぐお勧めのスポットとなっている。
 この十三佛と千手観音菩薩をデジブックにて紹介しています、あなたもモニター上ではありますが、ご参詣いただければ心洗われるでしょう(合掌)       駐車場:有(無料)  興禅院


 
山門を入ると右手に紅葉に抱かれるように鐘楼がある
 
花で有名な寺院らしく境内のあちらこちらで彼岸花が咲いていた
 
木立の中の弁財天 左奥にまつられれいるのが弁財天

デジブック 『十三佛と千手観音菩薩』をご覧ください(クリック)


興禅院 地図
(「地図」もしくは「ユーザ地図」をクリックすると大きい地図にジャンプします)

ハッピーな名前の幸福寺(埼玉・菖蒲町)

2009年09月20日 | Weblog
禅寺らしく簡素ながら趣のある本堂


 近くを走る度にカーナビに表示される「幸福寺」と言う、とてもハッピーな名前のお寺に惹かれて一寸寄り道をして訪ねてみた。
 どうやらこの寺院は曹洞宗の禅寺らしく詳しいことは分かりませんが、なにやら由緒がありそうな古刹。境内は落ち着きある佇まいを見せ、とても心安らぐ寺院であった。
 春夏秋冬、それぞれの季節に合わせた趣を見せてくれると思う。
  駐車場:有り(無料)
 
 
山門を潜り参道を辿ると本堂が見えて来る
 
境内は良く手入れされ、落ち着きある佇まいを見せてくれる
 
 秋の気配が色濃く漂う境内

幸福寺 地図
(「地図」もしくは「ユーザ地図」をクリックすると大きい地図にジャンプします)

日本一の力石と紅花石燈籠の稲荷神社(埼玉・桶川市)

2009年09月13日 | Weblog
稲荷神社 拝殿 拝殿前の石燈籠は紅花商人が寄進したもの...。

 市街地の神社としては貴重な緑が残る桶川稲荷神社。左画像の笹薮も神社境内に残る数少ない野生のものだと言う。かってはこの神社の周辺には狐が棲息し、笹薮を好んでねぐらにしたと伝えられている。
 そのせいもあってか神社ではこの笹薮の保存に務めているようであるが、雑草の駆除等に膨大な労力を要する等、維持管理に苦慮されていた。
 この神社の拝殿横には、長さ1.25m、幅0.76m、重さ610Kg、日本一の力石があり、 江戸一番の力持ちと評判の力士 三ノ宮卯之助がこれを持ち上げたと伝えられている。 
 また、拝殿前には、大きな2基の石燈籠がある。
 かつて中山道の宿場町だった桶川宿は、染物や紅の原料となる紅花の生産と集散地としても栄えており、桶川宿周辺で紅花を扱った商人たちが、安政4年(1857年)に修験道の寺・南蔵院の持分だった不動堂というお堂へ寄進したものであったが、明治2年(1869年)の廃寺にともない現在の場所に移設されたものとされる。
 燈籠には計24名の紅花商人の名が刻まれており、桶川市内のほか、上尾や菖蒲の商人の名前もある。かつての紅花商人たちの繁栄を伝える貴重な資料となっており、桶川市の文化財に指定されている。                         
  駐車場:有(無料)   桶川稲荷神社

 
樹霊魂命(画像をクリックすると拡大します)  市街地の中の鎮守様
 
重量610kg 日本一の力石(夫々画像をクリックすると案内板が見えます)
 
紅花商人が当初、南蔵院へ寄進し、後、廃寺により移設された石灯籠。

桶川稲荷神社 地図
(「地図」もしくは「ユーザ地図」をクリックすると大きい地図にジャンプします)


旅立ちの丘(埼玉・秩父市)

2009年09月06日 | Weblog
旅立ちの丘 手すりにつる下がっているのは“願いの鈴” 遠望される山は武甲山

 「旅立ちの丘」のモニュメントは展望デッキとなっていて秩父市街や秩父の名峰「武甲山」を一望できる絶好のロケーションにある。
 モニュメントの長さは25メートル、幅は5.4メートル、スロープをくぐるとメロディーが流れて、ステージに立つと“旅立ちの日に”の歌が流れ、一寸感動します。
 今、全国の卒業式で最も歌われている「旅立ちの日に」は、ここ秩父市が発祥の地。それを記念して秩父ミューズパーク内に建設されたのがこの「旅立ちの丘」と記されている。
 「旅立ちの日に」は、平成3年2月に、秩父市立影森中学校の先生によって作られ、今でも歌い継がれている。
 また、モニュメントの手すりは五線譜をイメージし、ここに夢や希望のことばを書き込んだ「願いの鈴(土鈴)」や「絵馬風の木札」を音符のように吊すことがでる。

旅立ちの日に
作詞:小嶋 登先生 作曲:坂本浩美先生 編曲:松井孝夫先生
1. 白い光の中に 山並みは萌えて 遙かな空の果てまでも 君は飛び立つ 
2. 限りなく青い空に 心ふるわせ 自由を駆ける鳥よ ふり返ることもせず
3. 勇気を翼にこめて 希望の風にのり このひろい大空に 夢をたくして 
         4.~ 省略
                          
  駐車場:有(無料)

 
秩父市街や秩父の山並みが望める、最高のロケーションにあります
 
左:“旅立ちの日に”の歌詞 右:“旅立ちの丘”の主旨(夫々画像をクリックすると拡大します)
 
旅立ちの丘の側にある「ローラー滑り台」見晴らし最高! 子供も大人も楽しめます

旅立ちの丘 地図
(「地図」もしくは「ユーザ地図」をクリックすると大きい地図にジャンプします)