土塁や壕をめぐらし、長屋門を配した“彦部家住宅”
国指定重要文化財“彦部家住宅”は、桐生市街地の東南の渡良瀬川右岸に位置し、屋敷地は西側に連なる手臼山麓を利用した広大な敷地を有する中世の城館の構えとなっている。
Wikipediaによれば、
彦部家住宅は、群馬県桐生市広沢町にある歴史的建造物である。昭和51年(1976年)5月7日に「彦部氏屋敷」の名で群馬県の史跡に指定され、平成4年(1992年)8月10日に「彦部家住宅」の名で国の重要文化財に指定された。
桐生市広沢町の手臼山の麓に位置し、山裾以外の三方に土塁と堀を設け、南の大手口に長屋門、北の搦手口に櫓台を築いた中世の屋敷構えを残している。主屋や長屋門は江戸時代に建てられたものである。
彦部家は家蔵の「高階朝臣家譜」によると、天武天皇の長子である高市皇子を祖とする。高市皇子から六代目で臣籍降下し高階姓となり、高階氏は鎌倉時代に陸奥国斯波郡彦部郷に移り、彦部姓を名乗った。室町時代に彦部氏は足利将軍家に仕え、永禄4年(1561年)に広沢の地に屋敷を構えたと伝わる。
と、記されている。
彦部家住宅 公式ホームページ 駐車場:有(無料) 入館料:500円
案内板(クリックすると拡大します) 寄棟造り、茅葺屋根の長屋門
380年以上の歴史を持つ母屋(中央の四角い囲みは?) 奥座敷の南面は土壁
来訪者のトイレでした
表座敷 帰農したと言っても、武家の表看板槍などが...。
奥座敷 囲炉裏を備えた広間
冬住み(二間取り隠居室) 文庫倉と穀倉
北隅の土塁を一段高くした櫓台跡 屈折した石垣の搦手口
広大な屋敷内敷地には石積みの八幡社等が祀られている
彦部家住宅 地図
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