そぞろ歩き 2

彩の国を中心に、身近な自然や歴史あるいは文化的スポットを訪ね、その魅力を写真等でご案内。

ビルの谷間の大名庭園“浜離宮恩賜公園”(東京・中央区)

2014年07月06日 | Weblog

浜離宮の象徴潮入の池”

 小学生の時に遠足で訪れた記憶が残る“浜離宮恩賜公園”を訪ねてみた。
 “東京都立浜離宮恩賜公園”は、ウィキペディアによれば、
 東京都中央区浜離宮庭園にある都立庭園である。東京湾から海水を取り入れ潮の干満で景色の変化を楽しむ、潮入りの回遊式築山泉水庭。江戸時代に庭園として造成された。園内には鴨場、潮入の池、茶屋、お花畑、ボタン園などを有する。もとは甲府藩の下屋敷の庭園であったが、将軍家の別邸浜御殿や、宮内省管理の離宮を経て、東京都に下賜され都立公園として開園。
 複数の茶屋の復元計画が進められており、2014年度に「燕の御茶屋」が完成予定である。
 1654年(承応3年)に甲府藩主の徳川綱重がこの地を拝領し、海を埋め立てて別邸を建てた。その後は甲府藩の下屋敷として使用された。このため甲府浜屋敷、海手屋敷と呼ばれるようになった。綱重の子である徳川家宣が6代将軍になると、将軍家の別邸とされた。浜御殿と改称して大幅な改修が行われ、茶園、火薬所、庭園が整備された。とくに徳川家斉と家慶の頃は、将軍の鷹狩の場であった。幕末には、幕府海軍伝習屯所であった。
 慶応2年に着工した石造洋館が、明治2年に外国人接待所「延遼館」として竣工した。延遼館は、明治維新後も鹿鳴館が完成するまでは迎賓館として使用された。明治3年に、宮内省の管轄となり名前も離宮と改められた。明治天皇も度々訪れるようになる。と、記されている。
  公園へ行こう!(東京都公園協会)ホームページ   参拝料:300円(一般)

  
大手門橋を渡ると枡形、その左手に大手門  大手門内左手にある“三百年の松”

 
“三百年の松”前の内堀             延遼館跡

 
庭園内には歴史を重ねる古木が多い


花木園を通り抜けると目の前には潮入りの池が広がる

 
池岸から中島を結ぶ総檜造りのお伝え橋 将軍や奥方たちが眺望を堪能した中島の御茶屋

 
中島から対岸へ

 
潮入りの池(横堀)からの眺望

 
庭園の外は東京湾            海手お手伝い橋

 
御亭山(おちんやま)と山頂からの眺望

 
庚申堂鴨場を覗く“小のぞき”(右画像をクリックすると庚申堂鴨場が覗けます)

 
庭園内に祀られている旧稲生神社  中の御門(陸上からの出入り口は大手門とこちら)

浜離宮恩賜公園の地図

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あぢさい寺“本土寺”(千葉・松戸市)

2014年06月29日 | Weblog

あぢさい寺の象徴“紫陽花五重塔

 1万株と言われる紫陽花で有名で、「あじさい寺」とも称される松戸市の“本土寺”を訪ねてみた。
 本土寺(ほんどじ)は、ウィキペディアによれば、
千葉県松戸市平賀にある、日蓮宗の本山。山号は長谷山。塔頭が一院ある(仏持院)。
本土寺は、池上の長栄山本門寺、鎌倉の長興山妙本寺とともに「朗門の三長三本」(さんちょうさんぼん)と称されている。「朗門」とは日蓮の弟子日朗の門流という意味であり、「三長三本」とは、上記3か寺の山号寺号にいずれも「長」「本」の字が含まれることによる。
 近年、境内には茶室も整備され、1000本のカエデ・5000株のハナショウブ・10000株のアジサイの名所として人気を集め「あじさい寺」として親しまれている。本土寺過去帳は、歴史を語る重要な資料である。と、記されている。
  本土寺 公式ホームページ   参拝料:500円

  
約500mの参道の正面にそびえる丹塗りの仁王門が参拝客を出迎えてくれる

 
仁王門を仰いで境内に入ると桜や楓の古木が織りなす 青葉に朱塗りの門が映える

 
境内左手に五重塔 正面に本堂がうかがえる

 
本堂への石段の左右も紫陽花も見事 浄域一万坪を彩る紫陽花を巡行


時期が遅かった菖蒲池



菖蒲池から宝物殿を望む

 
弁天池                像師堂

 
稲荷社            正面奥は瑞鳳門

 
 
色鮮やかな紫陽花 各種

本土寺
の地図

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塩竃公園と塩竃神社(東京・港区)

2014年06月22日 | Weblog

ビルの谷間の“塩竃公園塩竃神社

 新橋5丁目、駅から少し離れた、ビルが建ち並ぶ町の中にある「塩釜公園」は、1930年に開園、面積は約840平方メートル。江戸時代に仙台藩の中屋敷跡に整備された。関東大震災後、災害時の避難場所の確保と町民の安息や子供の遊び場をとの地元の声に応え、伊達家が愛宕下町会に寄付したことにより、東京初、唯一の「町立公園」として開園したと、伝えられる。その後、1972年に港区が整備し、区立公園となった。
 公園の奥、緑深いゾーンは「塩釜
神社」で、元禄8年(1695)仙台藩4代藩主・伊達綱村が陸奥国一宮・鹽竈神社の分霊を、汐留にあった仙台藩上屋敷に勧請したことを創祀とする。安政3年(1856)13代藩主・慶邦が現在の地である中屋敷に遷座。慶邦は一般にも開放したため、安産の神として参詣者を集めるようになった。
 明治維新以降はさらに信仰を集め、毎月10日の縁日には多くの女性が参拝したという。昭和5年(1930)敷地の一部を公園として開放。しかし昭和20年(1945)5月、米軍の空襲により焼失した。戦後、社殿を再建するとともに境内に欅等を植樹し、整備された。

  
公園の奥、緑深いゾーンは「塩釜神社」境内

 
塩釜神社社殿と境内にある稲荷神社

 
塩釜神社の境内、割れた板碑が歴史を物語る

 
塩釜公園内の案内板と伊達家に因んだ「伊達騒動」の記述板(クリックすると拡大)
 
塩釜神社の地図
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環状2号線と虎の門ヒルズ(東京・港区)

2014年06月15日 | Weblog

新橋4丁目交差点(日比谷通り)付近から望む“虎の門ヒルズ”

 街並みが一変したと言うべきか、道路上の工事壁が取り除かれた2014年3月29日、「マッカーサー道路」の通称で知られる路環状2号線のうち、港区内の新橋―虎ノ門間が開通した。これにより周辺の街並みが激変した。延長約1.4kmの同区間は、歩車道幅員40mの地上部と、幅員24mで自動車専用の「築地虎ノ門トンネル」に分かれ、「新虎通り」と呼ばれる。
 工期は2005年1月から2014年3月まで9か年の歳月を要した。事業費は約2700億円とか。
 築地虎ノ門トンネルは延長約0.9kmで、この6月11日に開業した「虎ノ門ヒルズ」の地下を貫通している画期的な道路でもある。
 一方、国際ビジネスセンターの一翼を担う多機能複合の超高層タワー「虎ノ門ヒルズ」は、高さ247m、延床面積244,360m²で、高さ・規模ともに国内トップクラス。超高層複合棟には、ホテルやオフィス、国際会議に対応するカンファレンス、眺望抜群のレジデンス、多様な都市活動を最大限サポートする店舗を擁し、地上には、広大な芝生広場など約6,000m²のオープンスペースが広がる。等と各メディアで紹介されている。

  
路環状2号線地上部からの「虎ノ門ヒルズ」および「新橋」方面
幅員40mの道路は、車道・自転車道・歩道と分離され広々としている

 
高さ247mの高層ビルは圧巻

 
 
「虎ノ門ヒルズ」近辺には開業を当て込んだ?こじゃれた店舗が...。

 
新橋4丁目交差点付近は、忠臣蔵で有名な浅野内匠頭の自刃の地と知られる

 虎の門ヒルズ付近の地図
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国営武蔵丘陵森林公園“ハーブガーデン”が花盛り(埼玉・滑川町)

2014年06月08日 | Weblog

“ヤグルマギクも見頃を迎えている

 国営武蔵丘陵森林公園ネタが続いて恐縮ですが、このところ毎週のように公園内を紹介してきましたが今回は“ハーブガーデン”を紹介します。
 森林公園の案内によれば、
 約2,460m2のハーブガーデンには、ハーブやオールドローズが植えられ、用途別に7つのエリアで構成
。長さ約300m、面積約2,320m2のボーダー花壇には、この地域で育てられる宿根草や低木を中心に植栽していますと、記されています。

  森林公園“ハーブガーデン”のホームページ  駐車場:あり(有料)

 
森林公園中央口の噴水前には、職員手づくりの人形が迎えてくれる

 
芙蓉とアリウム ギガンティウム

 
スイセンノウとデルフィニウム

 
ベニカノコソウとヒメシャラ

 森林公園“ハーブガーデン” 地図
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国営武蔵丘陵森林公園“西口広場のルピナス”が見頃(埼玉・滑川町)

2014年06月01日 | Weblog

葉が母性愛ルピナス”が見頃を迎えている

 国営武蔵丘陵森林公園については先々週も紹介してきましたが今回は、“西口広場のルピナス”を先取り鑑賞してきました。
 森林公園の案内によれば、
 西口広場のルピナスが見頃になってきました.天候などにより生育の遅れていた西口広場のルピナスですが
見頃になってきました。
 
和名の「ノボリフジ<昇り藤>」の由来は藤のような花の姿が地面から立ち昇る様から...。 天候の影響もあり生育が遅れていたルピナスでしたが見頃になってきました。
これ以降、花数も充実してくると思われます。
と、記されています。

  森林公園“西口広場のルピナス”ホームページ  駐車場:あり(有料)


広場一面に咲く、色とりどりのルピナス

 
 
 
美しい花を咲かせるため、メンテナンスに汗を流す職員の皆さ

 森林公園“西口広場のルピナス” 地図
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南桜公園(東京・港区)

2014年05月25日 | Weblog

南桜公園の入口(小学校の名残である石段)

 南桜(なんおう)公園は、面積5,218.86㎡の東京・港区にある南桜小学校跡地にある公園。
 港区の公式ホームページによれば、
 
平成15年に部分改修を行いました。小学校の名残である二宮尊徳像や石碑、石段などを残しています。

 災害時にはトイレとして利用できるベンチなどの施設もあります。昼休みには近くの会社員の方々でいっぱいです。3月中旬には、オオカンザクラが見頃を迎えます。
 また、公園の沿革として、
 南桜公園の周辺は、江戸時代には多くの大名屋敷があった場所で、幕末には老中の堀田正睦の中屋敷でした。昭和4年に関東大震災の帝都震災復興事業により小学校に隣接して公園が開設され、昭和25年に東京都から港区に移管されました。と記されています。

  公園たんさく隊ホームページ(南桜公園が詳しく紹介されている)  駐車場:なし

 
南桜公園と南桜小学校の由来、芝地区旧町名由来(画像をクリックすると拡大します)


公苑中央部の芝生広場


近くの会社員の憩いの場(中央のボックスは防災用土嚢入れ)

 
左:防災用かまどベンチ 右:防災用井戸

 
南桜小学校名残の二宮尊徳像と石碑

 

公園施設の子供遊具等

 南桜公園 地図
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国営武蔵丘陵森林公園“野草コース”(埼玉・滑川町)

2014年05月18日 | Weblog

群生するマツバウンラン

 国営武蔵丘陵森林公園については何度も紹介してきましたが今回は、“野草コース”を歩いてみました。
 森林公園の案内によれば、
 
里山で見られる山野草をより身近にご覧いただけるように整備された約1kmの小道です。 尾根沿いや斜面地、谷地、ため池、そして草原と変化に富んだコースを巡りながら、季節の花をお楽しみください。 山野草の育成・保全等は、ボランティアのご協力により行っています。 
 
また、野草コースでは、シライトソウが見頃を迎えています。コース内の園路の両脇に白いブラシ状の花が咲いています。ほのかな芳香があり、白い糸を束ねたような姿からこの名がつけられています。
 
と、記されています。
“野草コース”内にはシライトソウを初めとして、シラン、ヤマブキソウ、ノアザミ、ホタルカズラ等々が遊歩道に沿って静かに咲いていました。

  森林公園“野草コース”ホームページ 同 案内マップ  駐車場:あり(有料)

 
 
  
 
シライトソウ、シラン、ヤマブキソウ、ノアザミ、ホタルカズラ等々、
そして森の怪獣?も出てきました...。

 森林公園“野草コース” 地図
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国立新美術館(東京・港区)

2014年05月11日 | Weblog

国立新美術館 正面

 第88回国展(国画会)を開催中の“国立新美術館”を訪ねた。
 展示された作品は撮影禁止のためご披露が出来ませんが、黒川紀章氏最後の設計となった
モダンな美術館の一部をご紹介します。
 Wikipediaによれば、
 国立新美術館(こくりつしんびじゅつかん)は、東京・六本木にある美術館である。日本で5館目の国立美術館として、2007年(平成19年)1月に開館した。
 文化庁国立新美術館設立準備室と独立行政法人国立美術館が主体となって東京大学生産技術研究所跡地に建設された美術館である。国立の美術館としては1977年(昭和52年)に開館した国立国際美術館以来、30年ぶりに新設された。延床面積は日本最大で、これまで最大とされていた大塚国際美術館の約1.5倍に及ぶ。
 独立行政法人国立美術館に所属している中で唯一コレクションを持たない為、英語名は収蔵品を持つのが通常であるミュージーアムではなくアートセンターを用い、「ナショナルアートセンター・トウキョウ THE NATIONAL ART CENTER-TOKYO」を名乗っている。
 コンセプトを「森の中の美術館」としており、設立目的を展覧会の開催・情報収集およびその公開・教育普及としている。また、館内にはミュージアムショップ・レストラン・カフェなどが併設されている。と、記されている。
  国立新美術館公式ホームページ  駐車場 なし

 
1階ロビー 右側が展示室 

 
 

 
 曲線を強調した波打つガラス壁面が面白い


新緑が美しい、雨上がりのテラス

 国立新美術館 地図
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上尾市自然学習館上尾天文台(埼玉・上尾市)

2014年05月04日 | Weblog

12.80cm屈折望遠鏡で見た“太陽のプロミネンス(紅炎)”

 “上尾天文台”は上尾丸山公園にある自然学習館に隣接した自然学習施設。
 身近で天体を観測し、星や宇宙の素晴らしさを体験することを目指したミニ天文台。
 訪ねた時は、丁度、“太陽のプロミネンス(紅炎)と黒点を見る”と題した「太陽の観察・天体相談」を開催(毎週土・日曜日  午後1時から5時開催)していた。
 上尾天文台施設概要

○望遠鏡
  40cm反射望遠鏡/1台
  15cm屈折望遠鏡(車椅子対応)/1台
  12.80cm屈折望遠鏡/3台
○設備
  スライディングルーフ観測室
  ドーム観測室
○その他
  建築面積(137平方メートル)、定員約40
○入館料 無料

 
太陽のプロミネンス(紅炎)---デジカメを望遠鏡接眼部にあて撮影(手振れはご容赦)

 
太陽の黒点?           12.80cm屈折望遠鏡 

 
館内のTVには「太陽の観察VTR」が流されていた  上尾天文台入口

 
上尾天文台全景

 
館内1階の展示模様(右白板をクリックすると拡大)

 上尾天文台 地図
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