やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

貴重な経験

2023年08月03日 | 日記(息子・高校生)

7月30日、日曜日。

2回戦は、蛇塚スポーツグラウンドで午後3時からのキックオフでした。

 

息子のチームは、息子を含め13人で参加しています。

そのうち、一人の生徒が昨日の試合で足を軽く痛めたそうです。

息子は、昨日の試合後、メンタル的にプレーするのはもう無理だと言っていましたが、このままみんなと宿泊することを選びました。

 

朝、6時半、息子から送られてきたLINEメッセージは、

「怪我している人もおるから勝った場合は頑張って残ると思う。」

「でも、負けた場合は父ちゃんと(車で)帰りたい」

「勝っても調子が悪かったら帰りたい」

「今もそんなに調子良くない」

と、頑張らんな!、頑張れるかな?、と、揺れている気持ちが伝わってきました。

 

「帰りたかったら、すぐに帰ってもいいんやで!

もう十分頑張ったから、〇〇がやりたいようにしたらいいと思う」

と、私はすぐに返信しました。

 

「試合まで頑張ってみるわ」

「全然ダメでもそれでええやんな、

昨日も頑張れたんやし、最低限それやれたら」

と言うので、

「ママの想像以上に頑張れてる

「いつでも迎えに行くから、〇〇は〇〇の精一杯頑張ればいいんやで」

と、送ると、

「うん!分かった!」

と、返してくれました。

 

ところが、8時41分、

「しんどい」

と、息子からLINEメッセージが・・・。

 

「迎えに行こか?」

と、聞くと、

「ちょっと頑張る」

「試合会場に行くだけ行く」

「スタメンは無理って先生に言っといた」

「でも、ギリギリなんはギリギリやわ」

というような返信がありました。

 

かなり不安な様子なので、

「今から宿舎に行こか?」

と聞くと、

「うん 来てほしい」

と・・・。

 

すぐにホテルをチェックアウトして、息子達が泊っている旅館に向かいました。

 

旅館に到着すると、先生は買い物に出かけたところでしたが、旅館の方が休日診療所を紹介してくれました。

どうやら、36.9℃と、平熱の低い息子にしては微熱ともいえる熱があったようです。

 

たいした熱でもないけれど、

「もう帰ろうか?」

と、息子に聞くと、

「試合に行くつもりや。」

と、言いました。

 

再度、熱を測ると36.4℃だったので、緊張と暑さのせいだったのかもかもしれません。

 

食事があまり食べられていないようなので、

「ドラッグストアに栄養補給のゼリーでも買いに行こう!」

と、先生が帰ってきたら言づけをお願いして、車で片道10分程のドラッグストアに息子を連れて行きました。

 

車中、

「しんどいのは、みんな一緒や。

スタメンでプレーするのは無理やけど、もし、誰かが怪我したり、調子が悪くなったときは、代わりに出るつもりで準備しときたい。」

と、息子が言いました。

 

「そう、一緒に戦うんやな!

限界やと思ったら、いつでも言いや。

すぐそばにおるから!」

 

栄養ドリンクやゼリーと一緒に、チームに差し入れの塩飴や塩分タブレットを買って宿まで帰り、息子と別れました。

 

息子達は、11時に試合会場へ出発するそうです。

私達は旅館に程近い三保の松原を散策し、昼食を食べてから向かいました。

 

 

昨日の13時半からの試合に比べると、風が通っていて、少し日差しも和らいで感じました。

 

息子はビブスを付け、チームメイトに飲み物を配ったり、ピッチ外に出たボールを拾いに行ったりしていました。

 

試合は、前半、かなり攻めこんでいて、これは今日も勝ちそうだと思っていたのに、後半、セットプレーから1点取られ、さらに1点を失って、0-2で2回戦敗退となりました。

 

息子は出ていませんが、心震える緊迫した良い試合でした!

 

グラウンドのない通信制高校のため、月に1~4回鶴見緑地に集まっての練習。

息子に付き添って練習を見学してきたので、試合終了のホイッスルは胸に突き刺すように響きました。

 

みんな、よく頑張った!

 

チームのみんなはもう1泊して翌日帰ることになりましたが、息子は私達と一緒に車で帰ることにしました。

ただ、旅館までは歩いて帰るというので、1時間半後に迎えに行くことになりました。

 

顧問の先生からは、

「今日の試合はメンタル的にも難しかったと思いますが、みんなにドリンクを配ったり、マッサージをしてあげたりと、自分の出来ることを精一杯やっていました。

彼の気持ちは、みんなにも伝わったと思います。

この経験を、学業の方でも生かしてほしいと思います。」

と、言われました。

 

もう一人の先生からは、

「『お母さんがいなくても、自分一人で頑張れるようにならなあかんって、分かってるねん。』

って、言ってましたよ。

よく頑張りました!

率先してお水を配ったり、友達の足をマッサージしてるのを見て、ほんまにいい子やな~って思いました。

いい経験が出来て良かったですね!」

 

一足早く離脱はしましたが、実は息子が2泊3日も耐えられるとは思っていませんでした。

チームメイトや先生、それに温かい旅館の方々、みなさんのお陰で貴重な経験が出来ました。

本当に良かったです!

 

息子は、帰りの車中で、旅館の息子さんとサッカーの話をしたこと、食堂に飾ってあった仮面ライダーのフィギュアのこと、旅館のある地域は「どうする家康」の舞台だということなど色々話してくれました。

 

そして、

「ずっとスタンバイしててくれて、ありがとう!」

と、言ってくれました。

「父ちゃんも、ありがとう!」

と。

 

私達の方こそ、ホットで忘れられない思い出をありがとう!

 

 

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿