今日から3学期が始まりました。
息子は、9時半に起床。
冬休みと変わりない毎日が続いています。
一昨日、6日は息子の初通院でした。
この日のカウンセリングは、息子が50分。
私が10分ぐらい。
息子は、カウンセリングを終えて部屋から出てきたときに、そっと涙をぬぐっていました。
私は気付かないふりをして、交代で部屋に入りました。
恐らく、息子の涙の理由は、3月いっぱいでカウンセリングの先生が病院を辞められるため。
先生が息子にそのことを伝えたとき、息子の第一声は、
「まじか!」
「この時期に!」
だったそうです。
先生に、もっと頑張れるようになった自分を見てもらいたいとの思いがあったのでしょう。
私も残念です。
「彼は、『調子が良くなってきて、毎日何かを出来るようになってきた。』と言っていました。
少しずつ自分をコントロールして過ごすことが出来ているのだと思います。
『3月までにと、焦って頑張って出来ることを増やすよりも、まずはこの状態を維持していこう。』
というお話をしました。」
「本人は、『調子がいい』と言っているのですね。
私から見ると、お正月から落ち着きがなくて、眠れなかったり、逆に少しのことで疲れてしまって、眠ってばかりいたので、新学期が始まる前で調子が悪いのかなぁ…と思っていました。」
「もちろん、それもあると思います。
どんな風に調子が悪くなったりしますか?」
「すごくイライラしています。
叫んだりすることもありますし、少しのことで疲れて全く動けなくなることがあります。」
「それは、クラブに行ったりしたときですか?」
「いえ、単にテレビでサッカーを観ていただけのときもです。」
「きっと頭を使って疲れるのでしょうね。」
「でも、少しの時間ですが、ランニングをしたり、リフティングをしたり、自分で決めたことを頑張ろうとしています。
それに、昨日、クラブの初蹴りにはなんとか参加することが出来ました。
『1時間ぐらいで帰るから、学校におって。』と言われて待機してましたが、1時間半以上参加していました。」
「それは、彼の自信になっているみたいですね。」
「そう思います。
あのぅ、クラブに参加するのに、朝起きれなくて間に合わないのですが、早く起きるように起こしてあげた方がいいのでしょうか?
夜10時頃に寝ても、9時、10時ぐらいまで寝ているので、朝からクラブのときには間に合わないです。
気力を回復するために、起きるまで寝させてあげた方がいいのかとも思うし、無理やりにでも起こすようにして、リズムを作ってあげた方がいいのかなぁとも思います。」
「間に合う時間に声をかけてあげるのはいいと思います。
でも、
『起きないと部活に間に合わないよ。』
というような起こし方は、行かないといけないと思わせてしまって、彼のペースを乱してしまうことになります。
あくまで、
『何時やよ~。』
と時間を伝えるだけにした方がいいと思います。
行けそうな状態であるなら、彼は行くでしょう。
無理に起きて部活に行ったとしても、思うように動くことが出来ないので、彼のペースを優先してください。」
ランニングしたり、リフティングをしたり、息子がサッカーに前向きになってきていると感じたので、もっと部活で頑張れるように応援してあげた方がいいのでは・・・と思っていたところでした。
「頑張れ、頑張れ!」という気持ちがあって、少し焦っていたのかもしれません。
「このままの状態でいることは、息子にとっては大変で大切なことなんだ」と思い、「このままの状態でいい」ということが、私を安心させてくれました。
続く診察では、先生から、
「調子はどうですか?」
と、聞かれ、息子は少し考えてから、
「調子はいい方だと思います。」
と、答えていました。
「それはよかった。
お正月はどう過ごされましたか?」
と聞かれ、息子は言葉が出ずに、私の方を振り返りました。
なので、
「お正月はちょっと調子が悪くて、ゆっくりしてたね。」
と言い、
「けれど、ランニングをしたり、リフティングをしたり、自分で決めたトレーニングをしていました。」
と、続けました。
「それはすごいですね。
ゆっくり、じっくりでいいですよ。」
次の診察は3週間後。
引き続き、「リスパダールOD錠1mg(0.5mgを2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠を一日4錠まで」を処方されました。
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