やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

中学生で良かった!

2019年04月23日 | 日記(息子・中学生)

15日に担任と通級の先生との懇談がありました。

 

一年生からの関係なので、改めて息子の特性を説明する必要はありません。

どういう支援をお願いすればいいのか、分からないまま、ありのままに伝えることにしました。

 

「医師に『どのような支援を学校の先生方にお願いしたらいいか?』を尋ねたところ、『〇〇がどういう支援を望むかによる』と言われました。

〇〇が何を不安に思っているのか、どうしてほしいのかを書き出して相談するようにと言われたのですが、本人に聞いても『分からん』って言うだけでした。

ただ、以前、『クラスのみんなに会うのが怖い』と言っていました。

また、『今、何をしたらいいのかが分からない』とも言っていました。

『今、何をしたらいいのかが分からない』というのは、小学生のときからですが、人より理解が遅かったり、同時に二つのことをするのが難しかったりするので、分かりやすく声かけしていただかないと、何をどうすればいいかが分からなくなることがあります。

クラスのみんなの何が怖いのかは聞いても答えないので、私の考えなのですが、こんなに不安で苦しいのにこの苦しさを分かってもらえないとか、発達障害の特性ゆえのうまくいかなさを『出来て当たり前のこと』と周りは思っているとか、本人の中でそう感じてしまって、孤独感というか辛さを感じているのかな?という気がします。

教室で授業を受けることは難しいと思いますし、家でも、まだ教科書を開いて勉強が出来る状態ではないので、教室で授業を受けたとしても頭に入らないと思います。」

 

「〇〇君が、『こうしてほしい』と言ってくれれば、出来るだけのことはしたいと思っていますし、そこから拓けていくと思うのですけど、まず、話をしてもらえるようになるということですね。」

通級の先生が言いました。

 

「はい。本人もどう言葉にすればいいのかよく分からないんだと思います。

親も、学校の先生達も、『〇〇の早さでゆっくり回復していけばいいと思ってるし、そのために力になりたいと思ってるんやで』ということを、何度も何度も伝えるようにして、やっと、家では安心して休める時間が増えてきたと思います。

学校でも、困ったときに相談して力になってもらえる先生や友達が一人でも二人でも増えていって、安心して過ごせる場所になったらいいなと願っています。」

 

「提案なんですけど、家庭訪問が済むまでは、通級の生徒達はまだどの教科を通級にするか決まっていないんです。

なので、4月中、〇〇君が学校に来たいと思ったときは、ほぼ、ここ(通級教室)は使いたい放題です。

『いつでも来たくなった時に来たらいいし、1時間いなくても、しんどくなったらすぐ帰ったらいいし、放課後、クラブだけしに学校に来てもいいんやで!』っていうことを、〇〇君にお伝えいただけますか。」

 

担任の先生は、

「クラス替えで新しく一緒になった子には、まだ〇〇君のことを話せていなかったので、最初の班活動のときにみんながわ~っと喋るので、恐怖を感じてしまったのかもしれません。

申し訳なかったなと思ってます。」

と、言われました。

 

「いえいえ、不安が強くて、どうしても過敏になっているところもあるので、周りの子の対応が悪かったとは思ってません。

どう接していいのか、親である私も戸惑うことがありますし、どう接しても、病気のせいで調子が悪くなることがあります。」

 

「逆にはれ物に触るような接し方をされても、〇〇君が傷付くかもしれませんしね。」

と、通級の先生。

 

「時間が必要なのだと思います。

本人には、『必ず治る。治ったら、また、楽しく過ごせるようになるから、自分の早さで回復していけばいい』って、伝えてます。

もちろん、発達障害があるので、病気が治っただけではうまく学校生活を送れません。

サポートしていただかないといけないのですが・・・。」

 

「昨年度、ずっと別室登校を続けていた2年生の女の子ですが、3年生になって教室に戻れるようになりました。

不安だったと思うけど、今のところ、毎日教室で過ごせています。

〇〇君も戻れるといいですね。」

と、通級の先生。

 

中学校の先生方は、扉を開放したまま、息子が登校して来るのを待ってくださっています。

通級でも、クラブでも、保健室でも、息子が望むところに足を踏み入れることが出来たら、いつでも受け入れてくれるでしょう。

 

息子が、中学生で良かった!

 

どんな状況でも子どもには教育を受ける権利があり、息子の権利も大切にされていると感じました。

 


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