やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

「葛藤してます。」

2019年08月08日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

昨日、息子のメンタルクリニックに行ってきました。

前回、カウンセリングで話せなかった分を補うかのように、今回、息子のカウンセリングに1時間半ぐらい時間をとってくださいました。

私は、10分程。

 

「クラブがオフに入ったのですが、この期間中、個人でトレーニングをするように言われているらしく、でも、〇〇は全然取り組めてなくて、それもあってか調子が悪いままでいます。」

 

「そうですね。

でも、前回よりもずっと落ち着いているように思いますよ。

今日は、彼の中でもやもやしていることを話してくださいました。

2点あったのですが、それを一緒に確認していましたので、時間がかかってしまいました。」

 

「1点目は、他人が言っていることを、自分のものとして考えすぎること

例えば、サッカーのトレーニングで、友達に『こんな風にやってる』と言われたことを、自分には出来なかったとして、自分はその子ではないのでうまくいかなくても当然ですし、自分のレベルにあったものなのかも考えないといけないのに、友達の言った練習方法がいつの間にか自分の練習方法になっていて、それが出来なくてストレスになっているようです。

『他人の意見を取り入れてやってみるのはいいことだけれど、自分のやり方や考え方とは少し距離を置いた方がいいんじゃないかな。』

と、確認し合いました。」

 

「もう一つは、自分でこうしようと考えて実践していたことが、実は周りから評価されていなくて、自分が頑張ってきたことや自分自身までも全然ダメだと思ってしまうことです

『ある部分の評価はダメだったかもしれないけれど、自分がこうしようと考えて努力してきたことはもっと評価してあげるべきことであって、自分がダメだなんて思う必要は全くないよね。』

ということを確認し合いました。」

 

「色々、思うようにいかなくて、もやもやして苦しかったみたいですが、少し整理出来たのではないでしょうか。」

 

自分に自信が持てない息子なので、また、0か100かで物事を考えてしまう息子なので、他人の意見や反応に圧し潰されそうになってしまうのかもしれません。

けれど、息子なりに頑張ってきたことや、自分がこうしようと考えて努力してきたことは、本当に褒めてあげたいし、息子自身も胸を張っていいことだと思いました。

 

〇〇は〇〇!

自信を持っていい!

 

うまくいかないことや苦しいことさえも、それはそれで考えるきっかけになったり、何かを開く糸口になるのかもしれません。

 

診察では、

「オフに入ったけど、休みに入る前よりずっと調子が悪くて、宿題も全然出来てない。」

と、息子は言っていました。

 

「葛藤してるんやね。」

カウンセラーの先生からの情報を見ながら、先生がそう言うと、長い沈黙の後で、

「葛藤してます。」

と、息子が言いました。

 

「お母さんから見てどうでしょうか?」

 

「調子が悪いですね。

それに、毎日12時間ぐらい寝てます。

私なんか、エアコンの加減で何度も目が覚めるのですけど、暑かろうが寒かろうがぐっすり眠っています。

薬のせいなんでしょうか?」

 

「量的には、そんなに眠るほどの薬は出してませんよ。

脳が疲れているのでしょうね。

回復しようと眠っているのだと思います。」

 

「起きるまで眠らせてあげた方がいいんですよね?」

 

「もちろんです。」

 

「それと、この前教えていただいた『N中等部』は、学費が高くて経済的に無理です。

入学金10万円に、タブレット15万円、最低でも月に4万円、多くて7万5千円ぐらいかかるみたいです。

一流の先生が教えてくださるので面白そうですけど、うちには高すぎます。」

 

「学費ははっきり見てませんでしたが、それは高いですね。

すみませんでした。」

 

「いえ。

この機会に、色々な学校のパンフレットを取り寄せることにしました。

年5000円の教材だけで通えるフリースクールがあったりとか、色々あるみたいですね。

高校も含めて調べてみようと思います。」

 

「それは良かった。

選択肢は多い方がいいので、じっくりパンフレットをご覧になってください。」

 

 この日も、「リスパダールOD錠1mg(0.5mgを2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、頓服としてエチゾラム錠(デパス)を一日4錠まで」を処方されました。

次の診察は8日後です。