昨日、学校から帰って来た息子の頬には、涙の痕がありました。
「どうしたん?」と、聞いても、
「色々あるねん!」と、教えてくれません。
「これから帰ってくるの、ちょっとだけ遅くなるから!
◇◇先生とな、毎日帰る前に15分ぐらい話することになってん。」
と、少しだけ嬉しそうな顔をして、私に言いました。
あとから、担任の先生から電話がありました。
「5時間目に、〇〇君がなかなか連絡帳を書かないでいるので、早く書くよう注意したところ、急にわ~っと泣き出してしまいました。
今まで胸に溜め込んでいたものが溢れ出た感じで、
『先生が言ってることは分かる。でも、どうしようもないねん。』
と言っていたので、放課後に話を聞いていて、帰るのが遅くなりました。」と。
息子は、
「自分ばっかり注意される。」
「自分が喋った後の周りの態度や言葉が冷たい。」
というようなことを言っていたらしいです。
先生は、
「『先生やから、注意せんなあかんことは注意するけど、決して〇〇君ばっかり注意してるわけじゃないで。同じようにみんなにも注意してるで。』という話をしました。
色んなことがある上に、思春期とか成長期とかが重なって、今、〇〇君は本当に悩んでいるんだと思います。
その中で、〇〇君の話を聞いていて成長しているな~と感じたのは、
『みんなに冷たくされるのは、自分にも何かあるのかもしれない。
それやったら、ちゃんと言ってくれたら、こっちもちゃんとするねん。』
と、言っていたことです。」と。
さらに、先生は、
「これから、しばらく、放課後に10分でも15分でも、
『今日はどうやった~?』みたいに、〇〇君と話をしようと思っています。
嫌なことだけでなく、楽しかったこととか、サッカーのこととか、何でも話をしてくれたらいいなと思っています。
少し帰りが遅くなりますが、ご了承ください。
また、そのとき聞いた情報は、お母さんにお話させていただこうと思ってます。」
と、おっしゃってくださいました。
「〇〇君には、『クラスには、〇〇君の敵ばっかりちゃうで! 〇〇君のこと、だいじょうぶかなって心配してる子もいっぱいいてるんやで』という話をしました。
話を聞くことで、少しでも〇〇君の力になれたらと思っています。」とも。
ありがたい気持ちと切ない気持ちで胸がいっぱいになり、ただただ、「ありがとうございます」と「よろしくお願いします」を繰り返すばかりでした。