やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

学校に行けなかった理由

2016年09月29日 | 日記(息子・小5)

息子が学校に行けなくなったのには、理由がありました。

 

担任の先生によると、何人かの女子達に、

きもっ!(気持ち悪っ!)」

と、言われていたのだそうです。

 

事の発端は、先週に遡ります。

英語の時間に班活動をしていて、息子は記録をする係だったそうです。

でも、息子の字が汚いので、女の子達に「汚い!」「ちゃんと書き!」と、言われていて、息子はイライラしていたようです。

恐らくきれいに書いてあげようとの善意だったのか? 女の子が息子から記録用紙を取り上げようとしたので、息子はそれを阻止しようとして、その女の子の腕をつかんでしまったようです。

 

「その女の子からすると、いきなり〇〇君に腕をつかまれて、びっくりしたのだと思います。

男子と女子の間で色々難しくなってくる年頃でもあり、異性に腕を触られて、『きもっ!』って言ってしまったようです。」

先生は、そうおっしゃっていました。

 

そのことがあってから、一部の女子の間で、

「教室で目が合ったときに、こっち見てると思って気持ち悪かった。」

と、息子と目が合うと、そう言うようになってしまったのだそうです。

 

担任の先生がそのことを知ったのは、一昨日、息子が学校へ行けなかった日の前日でした。

息子とサッカーの話をしている中で、ちらっと

「女子に『きもっ』って言われてるねん・・・」

という言葉が出てきて、分かったそうです。

 

よくぞ先生に話してくれた、と思いました。

担任の先生が厳しくなったままだと、きっと息子は話をしに行けなかっただろうから、よくぞ話のしやすい先生に戻ってくださった、とも思いました。

 

息子は、先週後半から「しんどい」「胸が痛い」を繰り返していて、疲れた様子でしたが、なかなか寝付けないでいるようでした。

運動会の練習の頃は、チックが出たり、食べ物が普通に食べられなくなったりと、体に変調が出ることが多いので、てっきり練習のせいだと思っていました。

 

時折、「学校で困ったことはない?」と、聞くようにはしていましたが、女子から「きもっ!」って言われていることなど、母親に話したくなかったのかもしれません。

運動会の練習のプレッシャーに加えて、目が合うたびに「きもっ!」なんて言葉を言われたら・・・。

昨日、とうとう学校に行くエネルギーがなくなってしまったようです。

 

担任の先生は、「高学年にもなると、女子の体に触れないよう注意しなければならない」ことを息子に話したと言っていました。

息子は、「それは分かっていたけど、答を書くのに必死で止められなかった」と、言っていたそうです。

 

一方、女子には、「腕をつかまれて嫌な気持ちをしたかもしれないけど、もし何か問題があったときには、先生に言ってほしいこと、また、同じ教室内で過ごしていたら目が合うことなど当然あって、それを『きもっ!』などと言うのはおかしい、人を傷付けるようなことは言わないこと」を指導してくださったそうです。

 

10歳にもなれば、異性を意識して当然の年齢なのかもしれません。

息子はというと、親の知らない面もあるかもしれませんが、頭の中はサッカーの(データ的な)ことでいっぱいで、女子を見るよりは、ぼーっとサッカーのことを考えていて、たまたま目が合っただけのような気がします。

 

息子と同じ特性を持ったお子さんのママさんから、異性との距離感が難しくて、近寄り過ぎてトラブルになったり、逆にこうしたトラブルから誤学習して、異性を全く毛嫌いするようになったとの話を聞いたことがあります。

 

性のことはもう少し先の話だと思っていたのですが、すでに考えなければならない年齢になっていたようです。