福山雅治さんがご結婚され、朝のニュース番組でも大きく取り上げられていました。
このお二人のファンというわけではありませんが、福山さんの「家族になろうよ」という歌が好きで、何度も聞いては涙しました。
ご結婚の報道に、まず、この歌詞が浮かび、温かい気持ちになりました。
おめでとうございます!
きっとこの歌詞の通り、素敵なご家族となられることでしょう。
「家族」
私も、あったかく、笑顔あふれる家族を目指して結婚しました。(・・・していたはずです!)
でも、良い家族を目指して頑張りすぎたのか、多分、生活するのに精一杯なところもあって、「家族」がしんどくなって、時には腹が立って、股関節などの体の痛みを隠れ蓑にしながら、面白くない顔で過ごすことが多くなりました。
でも、やっぱり、あったかい家族がいいな。
私は、両親にほめられた覚えがなくて、特に母親には叱られてばかりで、私自身も、親にうまく甘えることが出来なかったので、「あったかい」にはちょっと遠い家庭で育ったように思います。
「思います」というのは、他の家庭を深く知っているわけではないので、私の想像でしかないからです。
でも、結婚して、子どもが生まれると、色んなことにびっくりしました。
一番びっくりしたのは、
「子どもって、こんなにお母さんのことが好きなの!?」
と、いうことです。
小さな頃の息子は、一日に数え切れないくらい私に抱きついてきて、甘えてくれました。
甘えられるととてもかわいくて、もし、私が母に甘えることが出来たなら、母との関係も変わっていたかもしれないと思いました。
実の親ではないから・・・とか、そういうことではなく、母は、21歳でいきなり5歳と2歳の子どもの母親になってしまい、本当にどう子どもと接したらいいのか分からなかったのだと思います。
間違いなく私達のことを思って、厳しく育ててくれていたのだと思います。
私も「親なんて!」と思う反面、親に抱きしめてほしかったし、優しい言葉をかけてほしかった。本当は親に思いっきり甘えたかったのだと思います。
両親が元気で長生きしていたら、いつかお互いに分かり合えて、ハッピーエンドになったかもしれないけど、別れは本当にいつ訪れるのか分からないものです。
笑顔でも言葉でも、何でもいいから、小さな小さな関わりの中に、
「あなたのことを大切に思っているよ」というメッセージを積み重ねるようにして、暮らしていきたい。
(息子だけでなく、主人に対してもなんだろうけど・・・)
そして、それを空気のように当たり前に感じる「家族」だったら、最高だと思います。