やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

『失敗をしてしまいそうで怖い』

2023年04月26日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

22日は、息子のメンタルクリニックの日でした。

 

「調子はどうでしょうか?」

と、先生に聞かれ、息子は、少しの沈黙の後、

「ここんところ毎日のように何かをやらかしてしまってて、また失敗するんちゃうかって不安になって、いつか取り返しのつかない大きな失敗をしてしまいそうで怖くて、それで強迫性障害になってるような気がします。」

というようなことを言っていました。

 

「確かにその可能性が無いとはいえません。

実際にそういう人はいますしね。

どういう失敗をするのか、失敗したことをノートに書き出してみたらどうでしょう。

と、先生。

 

「一つ一つは大したことじゃなくて、何か一つのことをしようとすると他のことが頭から消えてしまって、それで、マスクを失くしたり、筆箱を忘れて帰ってたり・・・。」

 

「何も失敗をしなかったときは、自分をほめてあげてくださいね。

それに、『失敗してもだいじょうぶ』って、根拠のない自信を持つことは大事だと思いますよ。」

 

今回、私は何も聞かれませんでした。

自信を持つことが大事だと言われているので、あえて息子の不安な様子や失敗したことを並べる必要もないと思って、私も何も言いませんでした。

 

「加味帰脾湯を一日3回に増やしましたが、どうでしたか?」

 

「正直、お昼は飲み忘れることがあって・・・。

でも、飲んだときは不安がましなような気がします。」

 

「では、このまま一日3回にしましょう。

ゴールデンウィークですしね。

ゆっくり過ごしてくださいね。」

 

「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ加味帰脾湯エキス顆粒5g(3包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠まで、」を処方され、次の診察は4週間後になりました。

 


「だいじょうぶやで!」

2023年03月28日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

25日は、息子のメンタルクリニックの日でした。

 

この日は私の緑内障のための通院日だったので、主人が息子を病院に連れて行ってくれました。

 

息子はずっと不安が強いままです。

 

主人は、

「『誰かに見られている。』みたいなことをよく言っている、ってことは伝えた。」

と、言っていました。

 

「なんとかっていう薬を飲めば被害妄想はましになるみたいやけど、これ以上薬を増やすと副作用が心配やから、とりあえず一日2回飲んでた漢方薬を3回に増やしみようということになった。」

のだそうです。

 

これまで朝夕2回飲んでいたツムラ加味帰脾湯エキスを朝昼夜と3回飲むことになり、「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ加味帰脾湯エキス顆粒5g(3包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠まで、」を処方され、次の診察は4週間後になりました。

 

新学期が始まるのが不安なせいでしょうか、息子は

「お前はどうしようもないやつやなぁ。」

とか、

「死んでしまえ。」

というような声が聞こえてくるようです。

 

「怖い、怖い・・・。

誰かが殺しにくるから、僕を守って!」

と、私にしがみついてきます。

 

息子自身が自分のことを「どうしようもないやつ」と否定しているからそういう声が聞こえるのでしょうか?

 

「誰かの声なんか気にせんでええで。

『だいじょうぶやで!』って、そんなときこそ自分に言い聞かせたってや。

〇〇は、優しくていい子や。

ママらの大事な宝物やし、我愛羅にとってはかけがえのない恩人や。」

 

心の不調は思うようには良くはならないけど、私が「だいじょうぶ」と信じる限り、息子も「だいじょうぶ」と思えるようになっていく気がします。

 

我愛羅がにゃんにゃん鳴くと、

「だいじょうぶやで!」

と、声をかけている息子。

 

 

 

それを見ていると、本当にだいじょうぶだという気がするのです。

 

 


癒されているようです

2023年02月25日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

今日は、息子のメンタルクリニックの日でした。

 

「調子はどうですか?」

と、先生に聞かれ、

「一日10分走るようにしているけど、それ以外は、猫がいるから、猫と一緒にゆっくりしてしまって何も出来へん感じです。」

というようなことを、息子は言っていました。

 

「癒されますか?」

 

「はい。」

 

「猫って、懐くのに序列とかあるんですかね?」

 

息子が何も答えないので、

「やっぱり、ご飯をあげる人が一番みたいです。

でも、懐っこい猫で、息子にもよく懐いていて、膝の上に乗ったりしています。」

と、私が言いました。

 

「どんな猫? 何色ですか?」

 

「黒白。」

と、息子。

 

「かわいいんでしょうね。」

 

「はい!」

 

猫の話が終わったようなので、

「学校が長期休みに入ったので、電車とか乗らないのですが、それでも、『誰かが見てくる』とか『威圧してくる』みたいなことを一日に何度も言ってるのですが・・・。」

 

「リスパダールを増やしますか?」

 

「液状の即効性のあるリスパダールをもらってますが、外出しているわけじゃないからか、飲まないんです。」

と、私が言うと、

「リスパダールを飲む感じではないから。」

と、息子は言いました。

 

「もしかして、言うのが癖になってる?」

と、思わず私。

 

「被害関係念慮なら、リスパダールを飲めばましになると思いますよ。」

と、先生。

「調子が悪いときに飲んでみて、それで良くなるか、そうじゃないか試してみてください。」

 

次の診察は4週間後で、「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ加味帰脾湯エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠まで、」を処方されました。

 

息子が言う「猫と一緒にゆっくりしてしまって何も出来へん感じ」って、よく分かります。

我愛羅が膝に乗ってきて、なでなでしていたら一時間ぐらいあっという間に過ぎてしまいます。

 

その我愛羅、右目だけなんだか目やにがすごくて、我愛羅の預かりボランティアさんに相談したら風邪のひきはじめらしいのですが、息子があんまり心配するので、動物病院に連れて行きました。

 

可能性としては、風邪かアレルギーか、犬歯が折れているのでそこからばい菌に感染してしまって、折れてる側の目からだけ目やにが出るか…ということでした。

 

とりあえず、抗生物質を飲ませて様子見です。

 

猫エイズで免疫が少なく抵抗力がないため、元気な猫ちゃんには何でもないことで重症化してしまう可能性があると聞いていたため、早めの受診に越したことはありません。

 

幸い、我が家から動物病院まで徒歩3分。

往診もしてくださるそうです!

 

 


リスパダール内服液を処方してもらう

2022年12月19日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

17日は、息子のメンタルクリニックの日でした。

 

息子のみのカウンセリング1時間の後、診察に呼ばれたときはちょうど息子がトイレに行っていたので、私だけ先に診察室に入りました。

 

「調子はどうでしょうか?」

 

「悪いです。

四六時中、『だいじょうぶかな? だいじょうぶかな?』と、言っていて、不安が強いです。

電車に乗るのも怖くて、『誰か何か言ってくるかもしれへん。』『威圧されたらどうしよう。』と言ってます。

私が一緒に学校へ行くと不安はましなようですが、それでも、学校へ着いたときはぐったりしていて、1時間授業を受けるのもしんどい感じです。

昨日、一週間ぶりに学校へ行ったのですが、レポートを提出したときに、『改行が多いから受け付けられない。』と、受け付けてもらえなかったんです。

字数を稼ぐために改行を多用してはならないって決まりはあるんですが、そんな意図もなくて真面目に書いているのに、それであの子は切れてしまって、大声で叫んで学校を飛び出してしまいました。

『不真面目なレポートを出させない規則のために、真面目に必死で取り組んだレポートを突き返すのはおかしいんじゃないですか?』と、私は抗議して受け取ってもらいましたが、〇〇にそういうことは出来ません。

以前も、学校にたどり着くだけで精一杯で授業を受けられなくて、学生割引証だけもらって帰ろうとしたら、『授業を受けないと割引証は出せません』と言われて、〇〇は大声で叫んで、備品を投げつけて、学校を飛び出してしまいました。」

 

「支援の無い学校なんですね。

もっと支援をお願いして、徹底してもらった方がいいと思いますよ。」

 

「何度も話し合ってお願いはしているんですけど、通信制で毎日行く学校じゃなくて、しかも〇〇は本当にたまにしか登校出来ていないので、一部の先生以外はこの子がそうだとはすぐには分からないみたいです。

でも、これだけトラブルが続くと、だんだん分かってくるとは思いますが・・・。」

 

そういう話をしていると、息子が診察室に入ってきました。

 

「調子はどうですか?」

と、先生に聞かれ、

「今の話に関係してることやけど、自分も歩み寄らんなあかんとは思ってます。

でも、そのときによって対応が違うのは腹が立つし、自分が何かやらかしてしまうんちゃうかって不安もあって、家から出たくない気持ちになります。」

というようなことを、息子は言っていました。

 

「『誰かを傷付けてしまうかもしれへん。』っていうのは、この頃よく言ってます。」

と、私が言うと、

強迫症でしょうね。

今飲んでるレクサプロやリスパダールは強迫性障害にも対応しているお薬なんですが・・・。」

 

「前回、リスパダールは幻聴や幻視を抑えるお薬って言ってましたよね。

『お前は何や?』とか『どうしようもないやつ!』みたいな声が聞こえるみたいなので、昔、飲んでいたチューブのリスパダール液を処方していただけないでしょうか?

ランドセンは飲まずに余っているのでいらないです。」

 

「分かりました。

一日一回飲めるようにお出ししておきますね。」

 

「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ加味帰脾湯エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠まで、リスパダール内服液0.5mgを一日1つまで」を処方され、次の診察も5週間後となりました。

 

薬局でリスパダールはジェネリック薬のリスペリドンを出してもらっているので、内服液もリスペリドン内服液となりました。

 

 

以前飲んでいたものとは少し味が違うらしいです。

今回から、レクサプロも「エスシタロプラム」というジェネリック薬に変更することになりました。

レクサプロ錠1錠169.9円だったのが、ジェネリック薬に変更すると72.2円に薬価を抑えられるそうです。

 

 

 


漢方薬を加味帰脾湯に変更する

2022年11月15日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

12日は、息子のメンタルクリニックの日でした。

 

この日も息子だけが1時間のカウンセリングを受けました。

 

診察では、息子はしばらく沈黙した後、

「外に出ると何か危険に巻き込まれそうな気がして、外に出るのをやめようって感じになります。」

と、言っていました。

 

「お母さんから見て、どうですか?」

 

「不安が強いです。

家に私がいるって分かっていても、姿が見えないと不安がるし、見えていても、時々手を握ったりハグしたりして確認しに来ることがあります。

それと、あまりにも不安が強くて、数日でまたエチゾラムを飲むようになりました。

エチゾラムを飲んでも不安がなくならなくて、もっと飲みたい気持ちになってしんどいときもあるみたいですが、飲まないよりは飲んだ方が楽なようです。」

 

「では、またお出ししましょうか?」

 

「はい。

あの、前回、漢方でいい薬を探してくださるということでしたが・・・。」

 

「加味帰脾湯といって、不安を少なくする漢方薬があります。

今飲んでる漢方薬は気力や体力を補う薬ですが、精神を安定させる薬です。

それに変更しましょうか?」

 

息子に確認すると変更するとのことでした。

 

「それと、恐い人が耳元で『お前は何も出きへん』みたいになことを言ってくる、って言うんですけど・・・。」

 

「リスパダールというお薬が幻聴や幻視を抑える薬でもあります。

お薬はすでに飲んでますのでね。

自分に自信が持てるようになると不安も小さくなっていくのですが・・・。

漢方薬を変えて様子を見てみましょう。」

 

「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ加味帰脾湯エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠まで、ランドセン錠0.5mgを一日1錠」を処方され、次の診察は5週間後となりました。

 

いつものように薬局でたくさん薬を受け取りましたが、薬はあくまで対症療法で不安をやわらげるだけのものです。

 

カウンセリングを受けながら、自分と向き合い、自己肯定感を取り戻していく!

 

月に2回ぐらいしかないサッカー部ですが、それだって息子は勇気を振り絞って参加し始めました。

サッカー部が息子の自信の拠り所となってくれるでしょうか・・・。

 


エチゾラム服用をやめる

2022年10月16日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

昨日は、息子のメンタルクリニックの日でした。

 

カウンセリングの先生が変わってから、カウンセリングは息子のみになってしまいました。

1時間以上息子のカウンセリングに時間がかかっているので、息子が必要なら時間いっぱい使う方がいいと思っています。

 

診察では、

「調子はどうでしょうか?」

と聞かれ、息子は、長い沈黙の後、

「調子は悪いときが多いけど、不安の原因が分かってきたのでだいじょうぶな気がします。」

と、答えていました。

 

「お母さんから見てどうでしょう。」

 

「相変わらず、不安が強いです。

べったりという感じで私にくっついてきますし、人が怖くて外に出たくない、電車に乗れない、と言ってます。

教室にいるのもしんどくて、20分ぐらいで頭が真っ白になるみたいです。

それに、やはり、エチゾラムを飲むと調子が悪くなるから、飲みたくないと言ってます。」

 

「一度やめてみますか?」

と、先生が聞くと、息子が、

「はい。」

と、答えました。

 

「調子が悪いときに薬を飲まなくて、あの状態が続くかと思うと心配なんですけど・・・。」

と、私が言うと、

「ママは大変になるかもしれへんけど、調子が悪くなったら薬飲めっていうのはやっぱり違うと思う。

調子が悪くなる原因が分かってきたから、なんとかなると思う。」

と、息子。

 

「電車に乗ったり、人がいる所に行こうと思うと調子が悪くなるやん。

だいじょうぶなん?」

 

「それは分かれへんけど、薬飲んだって一時しのぎでしかないから・・・」

 

「一度やめてみて、どうなるかみてみましょう。

調子が悪くなるようでしたら、また考えましょう。」

 

息子と私のやり取りを遮るように先生が言いました。

 

「他の薬に変えることはできないんですか?」

と、私が聞くと、

「他の薬といっても、結局同じようなものなんです。

別の薬を出しても、本人が飲みたくなければ飲まないでしょうし・・・。

飲まなくてだいじょうぶなのか、飲んだ方がいいと思えるのか、やめてみないと分かりません。

依存性のある薬ですので飲まないに越したことはありませんが、それによってお母さんが疲弊するようなことになるなら、本人も飲んだ方がいいと思うかもしれません。

いずれにしろ、様子を見てみましょう。

私も、漢方でもっといい薬がないか調べてみます。」

と・・・。

 

飲まなくなるのはエチゾラム錠だけなので、「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ補中益気湯エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてランドセン錠0.5mgを一日1錠」を処方され、次の診察は4週間後となりました。

 

息子の調子の悪いときに、エチゾラムを飲ませてなんとか乗り切ってきた感があるので、薬を飲まずに生活の質を保てるのか?という不安が私にはあります。

 

でも、薬を飲んで調子が良くなるのは、息子の言う通り一時しのぎというか、ほんの一時だけなんですよね。

 

息子の言葉からは、苦しい中でも「だいじょうぶ」と思える何か心の変化があったようにも感じました。

 

きっと良い兆しなのだと思います!

 

 


まずは父親と過ごせるように・・・。

2022年09月20日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

長い夏休み中の息子、特に変わりはなく、平穏と言えば平穏なのでしょうが、相変わらず息子の不安は強いままです。

 

3連休の初日、17日は息子のメンタルクリニックの日でした。

 

この日は、台風が近づいていることもあって、弟から庭の掃除を手伝ってほしいとの声がかかり、私は実家へ帰りました。

なので、息子は父親と通院することになりました。

 

「ほとんど変わりないし・・・。

相変わらず不安が強くて、なかなか私から離れられないって、言うといて。」

と、今回は主人にメモも渡しませんでした。

 

実家で雑草を抜いたり、排水溝周りの掃除をしたり、水や懐中電灯などの買い出しをしたりして、結構帰りが遅くなってしまいました。

 

私が帰ってくるなり、「ママ!」と、息子がしがみついてきて、一回りも二回りも大きい息子にハグされると私は身動きもできません。

 

どうやら、ずっと息子の調子が悪かったようです。

 

「お医者さん、何か言ってた?」

と聞いても、二人とも何も答えないので、主人にもう一度聞くと、

「俺に聞いてんの?」

 

「当たり前やん!」

 

「特に何も・・・。

ポジティブに考えや、って。」

 

「それだけ? 薬は?」

 

「今まで通り。」

 

息子の状態に変わりがないので、特に何もないだろうと思っていました。

 

今回も、「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ補中益気湯エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠までとランドセン錠0.5mgを一日1錠」を処方され、次の診察は4週間後です。

 

息子の調子が悪いのは、私が傍にいなかったせいもあるのでしょう。

 

2週間に一度、主人が休みの日に私は実家に帰りますが、いつも息子の調子が悪くなってしまいます。

それでも、弟のことも心配なので、息子に話して納得してもらい、息子も何も文句を言わずに送り出してくれます。

 

私と離れて過ごすいい機会であり、サッカーのことでは父親と意気投合している息子なのですが、私がいないと息子の不安は強くなってしまうようです。

 

私がいなくても、父親との留守番がだいじょうぶになるのが第一段階。

いずれは、息子一人で過ごせる時間が増えていってほしいです。

 

 


好きなことを思いっきり

2022年08月15日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

13日土曜日は、息子のメンタルクリニックの日でした。

 

病院に向かう直前に息子の調子が悪くなり、

「今日は無理。」

などと言っていましたが、

「じゃあ、カウンセリング、ママにすぐ代わってね!

ママも先生に話聞きたいから。」

と、とりあえずエチゾラムを飲ませて車で連れて行くと、1時間みっちり息子がカウンセリングの時間を使い、今回も、私は心理士の先生と話す時間はありませんでした。

 

前回までの心理士の先生は、少しの時間であってもなるべく親と話す時間を作ってくれたり、「次のカウンセリングはいついつになりました」というように私に知らせてくれていたのですが、今度の先生は今のところ息子とのやりとりのみ。

息子ももう高校生だし、見た目は大きくてしっかりしているので、大人扱いされているのでしょうか?

 

診察では、息子は、

「調子はあまり良くないです。

『小さい子になりたい』とか『赤ちゃんになりたい』とか思ってしまって、現実から逃げるような行動をとってしまいます。」

というようなことを言っていました。

 

「お母さんから見て、どうでしょう?」

 

相変わらず不安が強くて、私から離れられないときが多いです。

学校の課題で読書感想文を書こうとしているのですが、頭が動かなくて本が読めないようです。

前に、放課後等デイサービスで、『頭は使わないと動くようにならない』と言われたことがありますが、無理しても読むようにした方がいいのでしょうか?

と、私が言ったところ、息子が、

「それについて言いたいことあるんやけど、頭使ってないんじゃなくて、使って使って使いすぎてこれ以上動かへんって感じやねん。

と、言いました。

 

「不安でぐるぐる回りながらあれこれ考えてしまうんやろ?

それやったら、他のことで頭使ってる方が不安になれへんのちゃう?」

と、私が言うと、

「そうしたいけど、それが出来へんねん!」

と、息子。

 

「まずは、好きなことを思いっきりやってください。

何が好きですか?

 

「サッカー。

今は、サッカー観戦。」

 

「それを大事にしましょう。

学校の勉強は無理でも、サッカーを観るために頭を使いましょう。

好きなことといっても、取り組めば取り組むほど、好きではない他のことを勉強したり経験する必要が出てきます。

例えば、サッカーの監督になっても、サッカーだけじゃなく、統計だったり、サッカー以外の勉強も必要です。

将来、サッカーに関係する仕事に就ければいいですね。

サッカーと直接関わらなくても、縁の下から支える仕事はたくさんあると思います。

一度、調べてみてはどうでしょう?」

 

息子は、うんうんと頷いていました。

 

カウンセリングの予約がいっぱいで、次は5週後になりました。

カウンセリング希望者が増えている中、毎月土曜日にカウンセリングを受けることが出来るのは奇跡的なことなのだそうです。

 

今回も、「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ補中益気湯エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠までとランドセン錠0.5mgを一日1錠」、エチゾラム錠だけは30日分しか処方できないらしく、その他は35日分処方されました。

 

 


頓服は自己調整で

2022年07月28日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

23日土曜日は、延期になった息子のカウンセリングの日でした。

この日、私は実家の弟のところに行くことになっていたので、主人に連れて行ってもらうことになりました。

 

念のため、主人には次のように書いたメモを渡しました。

 

・相変わらず不安が強い。

 

・高校の特別活動で映画鑑賞があり、「キングダム2」を選んだので、テレビで前作を観ようとしたが、30分程で調子が悪くなった。

漫画で読もうとしたが頭に入ってこなくて、結局映画を観ることは諦めた。

 

・薬を飲むと気持ちが悪くなるのは、「もっと飲みたい」という気持ちになってそわそわする感じになる。

 

・先週の土曜日にサッカーを観に行って、エネルギーを使い果たしたのか、今週は何も出来なかった。

 

・一日に12~13時間眠っている。

 

「先生、薬、どうするって言ってた?」

と、主人に聞くと。

「自分で決めてって。

飲まへんか、1錠飲むか、2錠飲むか、一日6錠までで。」

と。

 

「エチゾラム?

ランドセン?」

 

「両方やと思う。

自己調整で、どうしたときが一番調子がいいか試してみてって。」

 

「そのわりには、処方してもらった薬はいつもと一緒やけど・・・。」

 

「ほんまや!

薬増やしてもらうの忘れてた!」

 

「頓服以外の薬は変更せえへんかったん?」

 

「〇〇が『変えなくていい』って。」

 

結局、いつもと同じで「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ補中益気湯エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠までとランドセン錠0.5mgを一日1錠」を3週間分もらって帰ってきました。

 

頓服用の薬は余ってきているので、増やそうと思えば増やせます。

薬を変えるとしても、調子が悪くなるかもしれないことを考えると、単位認定試験が終わってからにするべきかなと思っていたので、これで良かったのかもしれません。

 

ちなみにこの日のカウンセリングは、ぴったり1時間だったそうです。

 

カウンセリングの先生は、まだ私もお会いしたことがありませんが、

「あまり口をはさまずに聞いてくれてるって感じ。

たまに『こういうことかな?』みたいには言われるけど・・・。」

と、息子は言っていました。

 

「ああ、それと、『キングダム2』はハードル高過ぎるって言われたで。

他になかったん?」

と、主人。

 

『ドラゴンボール』とか『ミニオン』とかもあって、『ドラゴンボールにしたら?』って聞いたけど、それで感想を書くのは嫌なんやて。

 

映画を観て400字以上の感想を書けば、特別活動2時間が認定されます。

 

それを聞いたときはラッキーぐらいに思ったけれど、息子のように、人の多い所が苦手、集中が続かない、疲れやすいというような子には、やはりハードルが高かったようです。

 


病名と症状

2022年07月19日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

16日土曜日は、息子のメンタルクリニックの日でした。

 

この日は大阪ダービーがあり、息子は父親とパナソニックスタジアムにガンバ大阪VSセレッソ大阪の試合を観に行き、私だけが通院することになりました。

 

カウンセリングは翌週の土曜日に延期していただくよう手続き済みです。

来週までの薬は余分にあるため、通院するかどうか迷いましたが、学校に提出する通院証明書を書いてもらうためと、息子抜きでまた先生と話をしたいという思いがあり、病院に行くことにしました。

 

「最近の調子はいかがでしょうか?」

 

「あまり良くはないです。

今日は父親と一緒にサッカーを観に行くため、カウンセリングを来週にしていただきました。

私の方が先に家を出ることになったのですが、そのとき、『ママと離れたくない!』『絶対無事に帰ってきて!』と、なかなか私から離れられませんでした。

不安で調子が悪くなるときが多く、この前、お風呂で調子が悪くなって、いつもは裸を見られたくないというのもあり、『ドアの前におってや!』という感じなのですが、その日は、『もう無理、手握って!』と言われ、お風呂の中まで入りました。

それに、いつもぐるぐるぐるぐる家の中を歩き回っています。

途中で声をかけても止まらなくて、3時間以上歩き続けていることもあります。」

 

「不安が強いですね。

薬が効いてないように思います。

デパス(エチゾラム)を一日6錠まで増やしましょうか?」

 

『薬を飲んだら調子悪くなるから飲みたくない。』と言ってます。」

 

「デパスに限ってそれはないですよ。

胃の調子が悪いときにも出すお薬なので。

依存は強くなりますが…。

 

「眠たくなるということかもしれません。」

 

不安を除く薬なので、眠たくなるのは仕方がないです。

来週、本人に聞いてから決めましょう。」

 

「それと、学校から、通院しているという証明書を書いてもらうように言われました。

学校にも頑張って行こうとするのですが、人がいる所は調子が悪くなりやすくて、50分の授業が持たずにリタイアして出席が認められなかったり、登校出来なかったりで、半年に30時間ぐらいなら通えるだろうと思っていましたが、厳しいです。

証明書を提出すれば、少し配慮をしていただけるそうです。

確認したいのですが、息子の病名は何でしょう?」

 

「広汎性発達障害です。」

 

「以前、広汎性発達障害と適応障害だと聞いたのですが・・・。」

 

「適応障害という病名はあまり重要じゃないんです。

不安などの症状が環境要因からきているものなら適応障害と言えますが、広汎性発達障害からきている可能性も大きいです。」

 

「適応障害による調子の悪さは治ると聞いて、そう思っていました。

広汎性発達障害からくるものなら、〇〇は一生こういう感じだと覚悟した方がいいのでしょうか?」

 

「分かりません。」

 

「治るかどうか、現状では分からないのですね。」

 

「分かりません。

ただ、自分に自信を持てるようになると変わってきます。

そのために、カウンセリングをしたりお薬を出しています。」

 

息子が調子を崩した大きなきっかけがLINEトラブルであり、ストレスの原因がはっきりしていたので「適応障害」だと言われました。

 

「適応障害によるうつ状態は、ストレスの原因さえなくなれば割と早くに良くなります。」

とも言われていたので、私はもっと早くに息子の調子が良くなるものだと思っていました。

 

けれど、4年経った今でも、私が当たり前に思っていた生活は戻らず、息子は少しのことで調子を崩し、過度の不安や疲れやすさ等が続いています。

 

そもそもLINEトラブルの前から息子は不安が大きく、強迫性障害になったこともあります。

やはり根本に広汎性発達障害の特性が関係しているのでしょう。

 

学校に提出する通院証明書には、

「広汎性発達障害

 現在、不安・コミュニケーションの不得手・こだわりなどの症状が遷延しており、現在当院に通院中である。」

と、書かれていました。

 

一週間後にカウンセリングを予約しているので、「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ補中益気湯エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠までとランドセン錠0.5mgを一日1錠」を7日分処方されました。