教会の教護院に舞い戻ってきた主人公・朧（ろう）。
冒涜の限りを尽して、宗教を試す。
ゲルマニウムラジオの透明なイヤホンから神の囁き。
なぜ、生の中に閉じ込められているのか。
その答えなど無いことが分かっているのに。
ただ別の思いは薄らと漂う。
“生きることは喜びに満ちている”
その喜びには傷つくこと、痛むこと、苦しがり
そして苦しがらせること、
絶対に逃げ切れない虚しさも含まれている。
でもなぜだか希望を感じてしまう。
それが何で、どこに続くかは誰にも分からないのに。
ゲルマニウムの夜
製作 ： 2005年
製作総指揮 ： 荒戸源次郎
プロデューサー ： 村岡伸一郎
監督 ： 大森立嗣
出演 ： 新井浩文 ・ 広田レオナ ・ 早良めぐみ ・ 石橋蓮司 ・ 佐藤慶
作品時間 ： 107分
第18回東京国際映画祭コンペティション部門正式出品
以上「ゲルマニウムの夜公式ＨＰ」より
原作はかの花村萬月ですから
中味は激辛です。
アスピラント役の広田レオナが好演
教護院長役の石橋蓮司が怪演
というのが私の印象です。
教悔師役の老けた佐藤慶さんもよかった。
2005年末に杮落としをした
東京国立博物館内にある
この
一角座
という100席足らずのミニシアターで上映中です。
よろしかったら
ぜひ足をお運びください。
アートなあなたにぴったりのロケーションです
あはは
あはは
