3年ほど前、まあるいお炬燵に憧れ、いろいろなお店を探し歩き買ったお炬燵です。
ずっしりしていて、直径も110センチくらいあります。
ところがこのおコタツ、意外に曲者だということが、少しずつわかってきたのです。
とにかくおコタツが部屋にあるだけで、部屋が雑然とします。
いつもどこか、散らかった感じといったらいいのでしょうか。
すると気持ちも緩慢になります。
と、いうわけで、昨年からおコタツは和室のテーブルのままにしてありました。
ところが寒さが深まってきたら、とつぜんお炬燵が恋しくなりました。
そこで和室ではなく、リビングの隣のサロンにお炬燵を持ってきて、サロンのテーブルを和室に持っていきました。
ホットカーペットの上に乗せたら、ホットカーペットの暖かさだけで、充分あったかいです。
ここで応募原稿を読んだり、本を読んだり、寝ころんだり、テレビを見たりしながら、つい、まったりとした時間をすごしてしまいます。
そういう怠惰な生活態度になる不安があったから、お炬燵を出さずにいたのに、とうとうお炬燵の魅力に負けてしまいました。
でも、お炬燵のぬくもりって、どうしてこんなやさしいのでしょう!