20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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夏支度

2024年07月21日 | Weblog
          

          

梅雨もあけ、酷暑の日々です。
セミも、ミンミン、力の限り鳴いています。

いよいよ我が家のしつらえも、夏支度です。

恒例の金魚ちゃんにも、お出ましいただきました。

京都の和紙の団扇もお出ましです。

お部屋の中の一部分ではありますが、この暑さ。
少しだけ、涼やかな空気が、吹いてくるような気がします。

子どもの頃、夏が来ると(秩父は盆地で暑いです)、襖が簾戸に変わりました。
簾戸からいい風が吹いてくると、「ああ、夏だ」と思いました。

父が、晩年になると、面倒になったようです。
いちいち襖を変えるのは、大変な労力がいりますから。
それで、簾戸の登場は無くなりました。

夏休みに秩父に子どもたちと行くと、大きくなるに従い、襖のまま。

美意識の強かった、父が、一年中、襖のままにしていました。

夏のしつらいを見て、結婚していた私は、そこから、少しづつ、両親の老いを感じたものです。

年齢的に、簾戸をご存知ない方も、いらっしゃるかと思い、ネットから見つけました。これです。
涼しい風が、流れます。

          
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